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2009.06.16

子どもの本ハンドブック―きっと読みたくなるおすすめ本500冊

Handbook_2先月末に三省堂から子どもの本のブックガイドが出版されました。評論家でペンクラブ理事の野上暁さんと作家&評論家のひこ・田中さんを中心に、翻訳家の三辺律子さん、神戸万知さん、私の5人ですべて選書、執筆した児童書のガイドブックです。大まかに「絵本」と「読み物」に分けたあと、「家族・親子」「いろいろな友だち」「遊びと冒険」などのテーマで切って紹介しています。もちろん、テーマはクロスすることが多いのですが、ここはレビューの書き手が「こう読んだ」という意味合い程度に考え、ご自分の「読み」と引き比べていただければと思います。

ちなみに、どの本にも★が1~3つついているのですが、これはオススメ度合いではありません!「★:自分で本を読めるようになった子どもから楽しめる本」「★★:ちょっと進んで読者が能動的に内容に関われる本」「★★★:いろいろな読み方ができ、様々に考えさせられる本」なので、おおむね年齢とリンクするのですが、簡単に見える絵本でも★★★のものもありますし、シンプルな幼年童話なら絵が少なくても★になっていたりします。また、アヒルマークは「文字を読めない子どもを対象として作られ、読み聞かせでも楽しめる本」なので、ファーストブックにふさわしい赤ちゃん絵本などが入ります。どうぞ参考にしてみてください。

500冊を選ぶ過程はとても刺激的でした。比較的新しい本も多く、編集会議の中で新しく知って「おもしろいなあ」と思った本もあります。東洋英和や村岡花子の世界をつい思い浮かべてしまう『大正野球娘。』なんて、ひこさんに伺わなかったら絶対読まなかっただろうなあ。名作や古典だけでなく「バムとケロ」シリーズや『おへそのあな』など、自分の体験的基盤のある絵本たちをたくさん入れられたのも収穫でした。たとえば林明子さんだったら『はじめてのおつかい』ではなく『はじめてのキャンプ』が入っています。今、本を読む子どもたちと、子どものために本に関わる大人の皆さんにとって少しでもヒントになれば幸いです。

産経新聞で書評していただきました

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