大阪府立国際児童文学館
お聞き及びと思いますが、今、大阪国際児童文学館と府立図書館との統合問題が持ち上がり、存続を求める署名運動が起きています。統合されることで、貴重なコレクションが散逸したり、講演会や海外研究者の招聘などの活動ができなくなったり、児童文学のプロフェッショナルによるレファレンスが期待できなくなったりします。
ひこ・田中さんのサイト「児童文学書評」のトップ
http://www.hico.jp/に、詳細や存続要望署名書、府知事へのメール案内などがあります。
→署名を送ってくださる方は上記よりダウンロードし、4/10をめどに「大阪国際児童文学館を育てる会」にお送りください。
育てる会事務局
564-0072 大阪府吹田市出口町34 C5-103 野々上律子様方
→府知事に物申してくださる方は「知事への提言」でご意見をお願いいたします。
http://www.pref.osaka.jp/j_message/teigen/tijifmt.html
宮本大人さんのブログにも詳しいです。
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20080325/1206436861
性急に結論を出そうという橋本知事のやり方もパフォーマンスのようにしか見えません。大阪府として日本の子どもの本の財産を、心を尽くして守るべきでは?
IRSCLのMLにも正置友子さんから以下のメールが送られました。外国人研究者にとっても、日本の子どもの本の研究にあたって、まずコンタクトを取れる機関です。府立図書館にそれができますか?
--------一部引用 from here(IRSCL ML 30/3/2008)
I urgently want to ask you for your support to maintain the International Institute of Children’s Literature, Osaka. Some of you may have visited the IICLO last August for the 18th Congress of IRSCL in Kyoto. The Institute houses a sizable amount of the first class materials in its independently operated building surrounded by the peaceful scenery of the park. It has been serving researchers around the world as well as children in Osaka. We have been proud of having and supporting the Institute for more than twenty years. However, in recent times the institute has been experiencing trouble.
The newly-elected governor of Osaka prefecture is planning to close the Institute at the present site and move the materials to the Osaka Prefectural Library, just an ordinary library. The governor says, ‘we don't need IICLO; one ordinary library is enough for people in Osaka, because we do not have enough money’. If this is carried out, we lose IICLO itself: the materials will be scattered in the big library building; users wouldn’t get any services from specialists of children’s literature; there will be no international conferences of children’s books; no invitation to foreign researchers; no events such as Kamishibai, Puppet Show, and Play for children. I hope many emails will change his mind and keep the Institute as it is.
-------------------------------end here
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Comments
今、あまりのショックで何も考えられない状況です。正置先生のレターを拝見しました。海外在住の私の夢は、いつか大阪国際児童文学館に足を運びリサーチしたいということです。政治家が海外リサーチャーよりも地域納税者に対してのサービスを第一に考えることはよく理解できます。事実、わたしの勤務する児童図書館も同じ運命にあります。経済的には「友の会」の存在が救いになっています。
その国、その土地の文化はどんなことがあっても守っていかなければなりません。いったん、閉鎖的な考えに染まってしまうと...深く考えさせられる問題です。
Posted by: ゆかじん | 2008.04.04 at 10:39 AM
ゆかじんさん、コメントをありがとうございました。
まだなくなると決まったわけではないですので、せめて、しっかり知事に意見を伝えようと思います。
1)大阪府立国際児童文学館を現状のままで存続させてほしい
2)貴重な資料が豊富にあり、全国に誇れる施設である
3)職員には児童文学や子どもの読書に関する深い見識があり、他所
では得られないような適切なアドヴァイスを受けられる
4)不便な場所にあるが、子どもが読書に親しむ環境として素晴らしい
5)実際に訪れたときの感想
6)資料館の存続価値
が重要です(ひこ・田中さんのサイトより引用)
目先のことしか考えないやり方は、激しく疑問です。専門員の方たちの存在も、文学館の財産です。同時に、知事さんが図書館じたいのこともおそらくはわかっていなさそうなのが残念です。
Posted by: 鈴木宏枝 | 2008.04.04 at 11:34 PM
この記事を拝見してさっそく大阪府知事にメールで意見を送りました。
この図書館存在自体よく知らなかったのですが、こういう図書館があったのかとうれしくなったのに、それが存続の危機とは・・・それで小さな意見ですが、少しでも力になればと思い投稿しました。
大切なことをわかっていない人が多いですね。それが組織のトップだとよけい悲惨です。なんとか存続できますよう応援させてください。
Posted by: MOMO | 2008.04.05 at 10:46 AM
MOMOさん、はじめまして。心強いコメントをありがとうございました。学会レベルでの働きかけなどもあるようで、なんとか知事の場当たり的なご意向を覆したいと思います。文学館のすばらしさは「人」にもあります。まさにプロの皆さんです。
文学館は図書館ではないので、図書館的なサービスもやっていますが、さらに広く国際会議や講演会の開催、児童文学の研究的な史資料の収集・整理など、通常の図書館には決して「そこまで」はできないこともやっていらっしゃいます。その機能の違いとユニークさも存続の意義となると思います。
メールでのご意見、ありがとうございました。
Posted by: 鈴木宏枝 | 2008.04.06 at 11:12 PM