子鹿物語

もっと、ジョディと小鹿の関係メインで、撃ち殺すせつなさがキーなのかと思っていたのですが、むしろ、母と息子の関係にフォーカスされているように思いました。一人っ子の息子で、しかもきょうだいが何人も亡くなっている開拓時代。だめだ、ジョディよりも、このお母さんのほうに感情移入してしまいました。思い通りにいかない人生に、家族ではなく自分の内面を見ていらつく感じ。しかし、鹿は、この場合の害獣だということを当然理解していたはずのお父さんやお母さんは、なぜ、鹿の生態と、考えられうる未来をジョディに話しておかなかったのでしょう。
MaやPaと呼ぶ音を初めて聞き、当然ローラも思い出しました。というより、もともと、作品自体が、大草原シリーズへの反論なのでしょう。とはいえ、映画なので、逆に今見ると、ずいぶん清潔でなまなましさに欠ける部分もあるような。ラストはやはり家族の物語に収束し、小鹿はむしろ人間にただただふりまわされたように思います。
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