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August 2006

ブラス!

Brass「ブラス!」という映画をDVDで見ました。炭鉱閉鎖で失業問題に揺れるイギリス、グリムリーの歴史あるブラスバンドチームの物語です。石炭業に未来なく切り捨てる経済界と、まじめに額に汗して労働してきた男たちが失業して味わう、虚無的な惨めさ。火曜日に集まって練習するブラスバンドチームのメンバーがそれぞれに抱えるドラマが、恋愛も、家族関係も、女たちの苦労も、もちろん全員が抱える失業や組合/裏切りの葛藤も、みごたえあり、指揮者氏の息子が自殺未遂をおこしたあとに病院でお父さんと語る場面…互いに絶望の極地のはずの二人にだけ通じ合う、本当に本当の苦しさを感じました。歴史は石炭にノーをいい、失業した25万人は本当にどうなったのか…。
といって、暗いばかりではなくて、人間と人間のぶつかりあいの中でかいまみえる男たちの矜持が心に残るし、やりくりに苦労する主婦どうしの関係も、脇だけど迫ってきました。
音楽がいいのは期待通りでした。最後のバスの中で、ロンドンよ聞けといわんばかりの「威風堂々」の重く静かなメロディが、団員たちの表情とともに忘れられません。

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夏季保育

Tくんダウンで保育所1日休みのあと元気になり、Tさんが移ったかでダウンして熱と腹痛、3日ほど静養で、先週は、じつにおとなしく家で過ごしました。週末は復活したので、日曜日はマンジャーレにランチを食べにいきました。はりきったほどは堪能できなかったけれど(二人、はしゃぐので)、ランチからあんなにおいしいゴルゴンゾーラピザを食べられたのだからよしとしましょう。

今週1週間はTさんは幼稚園の夏季保育。といっても、一日たった1時間で、プール、すいかわり、プール、プール、園庭遊びという日替わりメニューです。参加者は学年の半分くらいでした。私はそのたった1時間でも惜しくて、預けた後に図書館に行き、30分間だけゲラ校正。園に戻ったら、ほとんどのお母さんはいっしょにすごしてプールサイドで見学していたそうで、Tさんもほんとはお母さんといっしょがよかった…と夜にしみじみ言われました。それはすまなかったねえ。明日からは午前中を君のために使いましょう。

Tくんは、言葉が、もちろんはっきりはしないのですが、アクセントと聞こえ方で「ただいま」とか「おかあさん」とか聞こえるようなことばをいいます。家に帰ってくると、「あいまっ」とぎゅうっと抱っこされます。母乳はやっぱり忘れなくて、週末もしっかり夕方に、今日も帰宅後すぐに飲みました。でも、寝る前などはもうねだらず、おんぶで家事をしていると寝ます。明らかに、晩御飯に食べる量も増えました。保育所で3時におやつを食べているはずなのですが、5時前に帰ってきてバナナを1本、母乳を飲んだあと、6時にわりにしっかりごはんを食べます。今日はカレー。スプーンを奪って、自分で食べたいお年ごろです。かぼちゃは手づかみで4切れ食べました。

最近、「蒸すカレー」に凝っています。もともと調理法としては蒸すの大好きで、魚の切り身なんかは、鮭でもタラでも塩とお酒を振って蒸すだけで、あとはそのままとか好みのたれとかつけて食べるのですが、カレーにも、具とルーを別々に作ってあわせる方法があると知りました。先日やってみたら、圧力鍋のおかげで20分で簡単おいしいカレー。まあ、好みの問題ですが、好きな具を水といっしょに圧力鍋にかけると、10分でやわらかくなります(今日は鶏肉とナスとしめじとズッキーニ)。別鍋でたまねぎだけ炒め、適当な香辛料や市販のルーでルーだけ作り、最後に、圧力鍋にたまったスープを混ぜてなじませる。あとは、ごはんに蒸した具を乗せて、上からルーをかける方式です。ルーをかけるのはTさんがお手伝いしてくれます。
ぜんぶカレー味なのじゃなくて、肉もナスも素材の味が残っているのがいいなあ、と思いました。毎日具を変えられますし(だと飽きますね…)。夕方前からカレーの準備をしなくてもいいところが、とても気に入りました。

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プチ断乳

 赤ちゃんが飲みたくなくなるまであげて母乳をやめることを「卒乳」、やり方はどうあれ、ママの都合で母乳をやめることを「断乳」と、一応区別があるらしいです。その言でいくと、Tさんは8ヶ月でまさに卒乳してすんなり食事に移行し、10ヵ月のときに、長久手での講演&ログハウス宿泊のときに初めて朝までぐっすり眠りました。なので、そんなものだと思っていたのですが、Tくんは母乳大好き。卒業する気配などまったくありません。でも、いい加減私もしんどいときがあるし、元気だけど小食だし(スリムだと思います。1歳半で今10kg)、断乳するかしないか、数ヶ月もふらりふらりと考えがさまよっていました。都合でやめるもあり、飲みたいだけ飲ませるもあり(こっちのほうが、自然育児の中で当世流行です)。特にTくんは、昼間保育所に行っているので、帰宅後すぐに欲しがって、それをとりあげるのはなーと悩ましかったのでした。今の授乳は、夜中、明け方、寝る前、保育所からの帰宅後、という感じです。
 ほしいんならいくらでもあげる、という気持もありますが、昨日、晩御飯をほとんど食べずに、夜に母乳ばかり欲しがったときに、疲れきり、不意に、おっぱいあげなくても、Tくんのほしい愛情はぜーんぶあげる、おっぱいなくても、お母さんはTくんのこと一番に思ってる(Tさんも一番なわけですが、アヤということで)という気持になり、あげないことを自分の中で納得できる気になってきました。

 それで、断乳というとせえのですぱっとやめることだと思っていたのですが、それだと私も胸が張ってとても痛い。張りにあわせて心も痛い。Tさんのときのように、飲まなくなって、自然に出なくなって、痛い思いもなく…というのを目指したい。そこで、だんだん減らして…という方法があることに気づき、帰宅後の一杯(?)はそのままに、夜を断乳することに決めました。おふろのあとから、「おっぱいはナイナイよ」と言い聞かせ、一応Tくんも「ウン」といいます。それで、昨晩は、1時間以上泣いていましたが、今晩は、寝る前に無理やりぎみにしっかりごはんを食べさせたことで、30分ほどぐずぐずわーわー泣いていましたが、やがて寝入りました。これで、朝までもつのでしょうか。

 Tさんがとても協力してくれて、「大きくなるからおっぱいバイバイよ」といっしょに言い聞かせ、寝るときはごろごろ動き回るTくんをぎゅっと抱っこして(私は背中側からウチワ&背中さすり)寝てくれました。Tさんのお姉さんぶりは、ほんとに、この件にかぎらずいつも感心するばかりで、親の前でだけいい子なのではけっしてなく、心の底からTくんを可愛がっているのがすごいなあと思います。さて、このプチ断乳は、成功するでしょうか。

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京都(8/8-8/13)

 逗子のお友だちの家にブブンと出かけて、お手前のおいしいランチをごちそうになり、芝生の庭でプールなどさせてもらったり、ライター仕事の打ち合わせに行って、恵比寿三越のPapasでおいしいランチを食べたり、Food for Thoughtのミーティングで大学に出かけたり、数ヶ月ぶりにママ友さんのようこちゃんに遊びにきてもらったりしているうちに日は過ぎ、8月の2週目は、京都に行ってきました。今回、だんなさんは仕事で平日が無理なので、私と子どもたちだけで火曜からおじゃまし、金曜の夜中にだんなさんがきて、日曜にみんなで帰るというシフトにしました。

 ひとりで子ども二人連れての新幹線(Tさんはともかく、眠いと叫ぶTくんとか)は、出かける前に胃が痛い思いをしましたが、Tさんは場をわきまえているし、11:30ごろの新幹線に乗って、とりあえず食べさせたら、Tくんは眠り、Tさんも持参の知育系シールブックで遊んでいるあいだに、寝てしまい、結局、1時間半はコーヒーを飲んだり、Cメールができたりしました。スーツケースとベビーカーもあったので気が気ではなかったのですが、ベビーカーごと通路に入ってゆっくりたたむ、降りるときは少し余裕をもってデッキに出て、まわりの人と、ホームまで迎えにきてくれたお義母さんのおかげで、スムーズでした。

 予想したとおり、京都も暑かった。ですが、いろんな子ども的イベントを満喫しました。
 SHOZANのガーデンプールは、すばらしかったです。リゾートさながらで、ゆったりしていて、プールサイドで軽食もとれるし、子供用も広くて、TさんもTくんも、エンジョイしまくりでした。お義母さんがいっしょに来てくれて、パラソルの下で荷物など見てくださったので、私は遊んでいるだけでよかったですし、行きも帰りもお義父さんが車で送ってくれました。ここは、来年、だんなさんもいっしょにまた来たいなあ。
 トロッコ列車は、本当は保津峡下りとセットだと楽しいですが、Tくんが小さいし、真夏のひざしなのでまたいつか。25分の電車を往復、というパターンです。よく考えられた観光トロッコで、おとなの方がはしゃぎ気味。カンテラ風の電灯や、硬い4人がけシートも味です。景色もとてもよかったです。ただ、酒呑童子あらわるで、Tさんは「オニが怖い」とブルーになってしまいました。縁起のいいオニと言っても納得せず。ちょっとかわいそうでした。Tくんは、列車が走り出してすぐに寝てしまい、往復して着いた衝撃で目を覚ましました。
 
 Tさんは、家で、餃子をつくったり、ハンバーグをつくったり、坪庭で毎日花火をしたり。私とTくんだけでタカシマヤに買い物に行かせてもらっている間は、商店街で絵本を買ってもらったり。日常の様子と、↑のようなイベントを両方でした。だんなさんが来た土日は、大おばあさんに会いにいったり、お墓参りをしたりしました。土曜日は、だんなさんとお義母さんで、ふたりは東山動物園につれていってもらって、雨に降られたものの、あがったあとは、動物のお食事タイムをかなりしっかり見学だったそうです。ゾウは、「草をくるくるってまいてたべた」じゃが(ジャガー)は「かたい肉をたべてた」と、かなりよく見たことが分かりました。京都にきているのに、寺社もいかずに動物園にプール。まあ、いいや。歴史を楽しく思うのはもう少し先のことでしょう。

 私はパソコンを持っていったのですが結局ひらけず。ゲラ校正だけはなんとか少し進め、京都にも宅急便が届いたりしました。はう。あとひといきですが、伴走してくださる編集者さんにお礼の言葉もありません。9月になったら授業の準備もあるし、別件の仕事もあるので、8/31までに、なんとか仕事を3つ、片をつけなくてはなりません。

 とかいうのはさておき、今回は、私だけだった分、逆にいろいろ甘えられたこともあり、たいへんお世話になりましたが、なんだかとても楽しかったです。ちなみに、家にはアイボがいるのですが、Tくんは、いうことをきかないアイボに怒っていました。
 Tさんは、わらべうたなどでたくさん遊んでもらって大満足でした。いい帰省をさせてもらいまして、ありがとうございました。また、いずれは大文字のときや、祇園祭の時期にも行きたいな、と思います。

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下田旅行(7/29-31)

 だんなさんが休みを1日ひねりだしたので、4人で下田に行ってきました。下田東急ホテルは、高台にあって、そこから階段を下りていくとプール(幼児用と普通用)があり、さらに、そこから階段を地上まで下りていくと、鍋田海水浴場という、海の家ひとつの小さい(けれどこじんまりしてて悪くない)海があります。子供が小さいからプールのほうがよさそうだけど、海も味わいたかったふしには、ぴったりでした。ホテルは、ファミリーフレンドリーな感じで、お部屋もとっても広くてのびのびだったし、お子様もいい感じに多かったし(うるさくはなかった)、なんというか、昔ながらの夏の休暇という感じでした。おすすめ!ホテルです。

 プールでは、Tさんは浮き輪でぷかぷか。Tくんは私におんぶして深いプールに行ったり、浅いプールで浮き輪を歩行器のように使って歩いたり、ゴキゲンでした。一度、プールにいる間に無料のアクアビクスがあったので、楽しく私は参加してしまいました。気持よく体を動かせました。いいなあ、アクアビクス。でも、これ、お日様の下で、休暇でやってるから楽しいんだろうなー。
 今年はセパレーツの水着を新調してしまい、久方ぶりの水の世界でした。
 海は、2日目の午前中に行ったのですが天気がいまひとつで水が冷たく、波打ち際で砂遊び、などでした。軟弱なTさんは「砂じゃりじゃり(涙)」で、プール好き、Tくんも水に入れると腰がひけて、結局私にしがみつきつづけていましたが、まあ、最初はこんなものでしょう。Tくんは、そのうち寝ちゃって、浜辺のパラソルでお昼寝だったし、一応Tさんも、浮き輪でそれなりに浸かっていたし、貝殻も拾ったし、良かったです。

 1日目は海が見える絶景中庭でバーベキュー。食べ終わったらうろうろTくんが散歩しはじめても大丈夫だし、肉も野菜も旨くて、はるばる来た甲斐がありました。ガーデンでは、バーベキューのお客が引けると、花火をやらせてくれます。なんと親切な。というわけで、私たちも、真っ暗な海方面を見ながら、花火をさせてもらいました。
 2日目は、ホテルのひとに聞いて、下田駅近くのおすしを食べに行きました。甘党の姉さんに、辛党の弟で、Tさんは卵焼き、Tくんは鉄火巻き好きです。こちらも、おいしく頂きました。

 何度もプールに入り、温泉にも朝も昼も晩も入り、いやはや楽しかったです。実は、行きにJRのトラブルがあり、10:14に品川発の新幹線に乗らなくてはいけなかったのに、9:45に最寄のJRに着いたとき、京浜東北も山手線もストップ。タクシーを拾って、品川駅に着いたのが10:08で、私は6kgのベビーカーとTさん、だんなさんは重たい荷物2つにTくん抱っこでコンコースを走ったのでした。あんなせっぱつまったのは久しぶりかも(熱海からの踊り子の時間があるので、後の電車にはしたくなかった)。必死で走ってついてきたTさんがけなげでした。
 スーパービュー踊り子には、混沌とした「子供室」があるのですが、大きい子も多かったし、微妙に冷房もぬるめでした。だんなさんに休んでほしかったので、ここは私が引き受けて、クッション席をとびはねつづける子供たちのあいだに座ること、河津から下田まで。でも、こういうことができるのも列車の旅ということで、今回は4時間運転も大変かな、伊豆方面は渋滞にはまると大変かな、ということで車ではなく電車にしたのですが、「旅をした」感は満喫できたので、良かったです。

Pool最終日、チェックアウト後、プールで遊び、プールサイドでお昼を食べたあと、荷物をまとめて駅までマイクロバスで送ってもらいました。着替えも全部終わったあと、なごりおしく正座でプールを見るTさん。


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