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January 2005

check&stripe

代官山から恵比寿に歩いたついでに、最近知った有名なcheck&stripeという手芸屋さんをのぞいた。アイリッシュリネンや手触りのよいコットン、柄はチェックやストライプや上品な花柄やマリンや。あと、ひもとかボタンも。数人でいっぱいになりそうな店内で、商品もそれほど多いわけではないのだが、ある意味ブランドショップっぽく、それは、雅姫さんや天然生活やオーガニックが好きな層のココロをぐぐぐっとつかむ感じで。見本と思われる紺のバッグがとても素敵だったが、型紙や作り方を聞ける雰囲気ではなかった(小心)。
 ここにある布も、ローラ・アシュレイの布も、リバティも、ユザワヤにありそうでナイ。こういうのが欲しい、というのを形にしてくれている点で、貴重なショップだ。それに、見せ方が上手なんだな。ついでに、がつがつしていない感じもいい(ビジネスくささのないビジネスというか)。
 ずっと作りたいと思っていたオムツセット入れによさそうなはぎれを購入。本当はちがう柄がいいなあと思ったのだが、ピンクの上品なバラ柄のその布は他の半額くらいに安かったので。それに、実際家に帰って見てみると、これで良かったな、とかわいさにうれしくなった。
 その後、アトレの無印良品を徘徊したら、こちらもずっと懸案だったアルバムやシャンプー入れやトイレのスリッパ(と銘打っているわけではないが)がそろっていたので、こちらもさくさく買ってすっきり。
 Tさんは昨日出かけてはしゃぎまくった砧公園で鼻水っ子になってしまったので、夕方お医者さんへ。4月から8月までのアルバムをつくったりシャンプーの詰め替えをしたり、冬は気分的に家しごとがはかどる。

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いける本・いけない本

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「いける本・いけない本」 ムダの会 発行 2004年冬 1号.

書物とそれを取り巻く世界について忌憚なく自由に語ろうとの趣旨で、出版界の有志が集まって刊行したのがこの小雑誌です。爆笑、哄笑、苦笑、微笑、そして憫笑、何でも結構。ともかくお手にとってお読みいただければ幸いです。

いける本・いけない本 大アンケート/浅田晃之(柏書房) 金子靖(研究社) 上野明雄(小学館) 神谷竜介(NTT出版) 川口昌人(阪急コミュニケーションズ) 川村寛(小学館クリエイティブ) 小長洋子(東洋経済新社) 小林章夫(上智大学) 今野哲男(オフィス・あんだんて) 島田和俊(国書刊行会) 田中貴久(文藝春秋) 田中優子(河出書房新社) 中嶋廣(トランスビュー) 荻野靖乃(武蔵大学) 平本邦雄(共同通信社) 松澤隆(小学館クリエイティブ) 松下昌弘(新書館) 松本裕喜(三省堂) 三木哲夫(紀伊國屋書店新宿南店) 鷲尾賢也(講談社)
「アンケートに異論あり!」 中嶋廣
「本屋で買えない秘密の夫婦本」 K
「極私的<帝国>本 攻略法」 神谷竜介
「僕と本が生きる出版流通」 工藤秀之
「驚異のロングセラー 100刷オーバー本の世界」 松本裕喜
「物故者、この三冊」 鷲尾賢也
「書評の書評・アフターダーク」 松下昌弘
「ベストセラーの法則―読まずに書かれたブックレビュー」 野上暁

 ご高著を拝受した。32ページの小雑誌で、アンケートでは、いける本、ひどい本、ダメな本、よかった本を、いろんな出版社の編集者や新聞の文化部記者、書店の方たちが挙げている。ふふふふふっと笑えてしまう答えあり、率直でまさにナイショの話を聞くような楽しみもあり、あるいは、「無類の本好き」である皆さんの本への思いや、たとえば編集者としての本への関わり方が見えてくるものありで、楽しく読んだ。100刷以上の本は絵本のロングセラーやいわゆる文学古典が多いかと予想していたのだけど、意外に最近のベストセラーが入っていたりして、データを読むおもしろさがあった。402刷というびっくりな本は、これもびっくり『中学三年分の英語を三週間でマスターできる本』(飛鳥新車)だそうだ。
 「書評の書評―「アフターダーク」」(松下昌弘/新書館)の書評の斬り方や、「ベストセラーの法則―読まずに書かれるブックレビュー」(野上暁)の時事ネタもグー。作家や編集者だけでなく、値段、流通、読者、評者、様々なファクターが絡んでの<本の世界>が垣間見られて、とてもおもしろい。隔月のお酒の席「ムダの会」が見せたひとつの形ということで、次号も楽しみにしています!

非売品 メールはmudanokai@hotmail.com

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Mad About Madeline

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Mad About Madeline: The Complete Tales, Ludwig Bemelmans, Viking, 1993.

 児童文学とはあまり関係のない友人サイトで、マドレーヌグッズとリサ&ガスパールグッズの話題が出ていて、思わず引っ張り出してくる。6冊のマドレーヌ絵本が1冊におさめられている厚くて重い洋書だ。60周年記念のカバーがかかっていたのはとりあえずはずして、Tさんと一緒に見る。陰のある色彩と、手描き風の味のある水彩画がやっぱり素敵。「キャラクター」になっちゃったマドレーヌちゃんで、私自身も多少はグッズを持っているのだけど、やっぱりこのパリの風景や絵本でしか見られない登場人物や犬の表情がいいなあ、絵本は絵本だと見入ってしまった。
 Tさんは、英語の絵本なので、何やら怪しい英語ギャグのような口調で読み上げる。こんな風に英語が聞こえているんだな。ポイントはイントネーションだから、意外に正しいかも。
 おもしろいのでしばらくそのままにしておいたけど、普通にちょっと読んであげたら、意味は分からずとも意外に嬉しそうだった。以前、英語の絵本を見せたときは、文字通り「プイ」だったのだが。2列に並んだ12のベッドがなぜかツボだったみたい。

 グッズに関しては、私というかTさんが唯一持っているマドレーヌグッズはお子様食器とスプーン&フォークで、これはたしかY!経由でアメリカから買ったものだったと思うのだが、いつか見たときはソニプラで売られていて「ガーン」と思ったことがある。ソニプラも、絵本に由来する様々なキャラクター商品を次々に仕掛けているけれど、なかなか長く売り続けてくれない(ように見受けられる)のが残念だ。

 ゴシップ系小ニュース。ハリポタのJ.K.ローリングに第2子(女の子)が誕生したらしい。http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/arts/4203017.stm名前はまだとあるけれど、公式サイトによると「マッケンジー・マレイ」。

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情報

スカンジナビア・ブックギャラリー
●「キッチン小物のミニブックフェア」 2005年1月28日(金)~3月1日(火)
北欧のキッチングッズと、おうちでのごはんが楽しくなるような本が集まります。
●テーブルコーディネートミニ講座
『如月のテーブル』(お茶とチョコレートのお菓子&レシピ付き)
ふたりで素敵に、家族みんなで賑やかに・・・いろいろな シーンに合わせたバレンタインの楽しみ方を紹介します。
2月11日(金・祝)13時~15時
2月8日(火)までにご予約ください。
参加費1,500円(サポート会員1,300円)
講師:原 敬子(フードコーディネーター)
料理家の撮影アシスタント、フレンチレストランの厨房業務、デザイン事務所での企画・編集業務などを経験後、独立。現在は雑誌やCM、各種出版物の料理スタイリングを手がける。「町家の風を求めて~和スイーツと絵画展~」町家キルト工房/2002、「ごはんのススメ」ギャラリークレセントヌーン/2003、掲載誌「和風が暮らしいい。Vol.18」/主婦と生活社
●ワークショップ
『あったかフェルトの小物をつくろう』
水やお湯を使わない<ドライフェルト>を使用して、キッチングッズを作ります。
2月26日(土)13時~15時
2月22日(火)までにご予約ください。
参加費1,500円(サポート会員1,300円)
講師:鈴木恵(ハンドクラフトデザイナー)アトリエSUZUKI主宰 現・奈良芸術短期大学非常勤講師

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メイフィールド

ほぼ1年ぶりくらいに、緑ヶ丘の大好きなイギリス料理屋さんのメイフィールドに行く。午前中は、A幼稚園の未就園児クラス「たまごぐみ」に行こうと思っていたのだが、雪の予報で凧揚げの予定が中止とのことで、昔一度行ったことのあるB幼稚園のこちらも未就園児のためのオープンサタデーに行った。天気のせいで親子の数も少なく、親だけ集めてのちょっとした育児トークもちんまりしていて良かった。「おもちゃの与え方」について質問があり、園長先生と思われる方が答えていたが、わりと常識的なお話。理想はうんその通り、ただ、それをいろんなやり方のある他の家庭との関係でいくと、貸し借りも遊び方もちょっとややこしくなるわけで、そういう意味では、昨年の親子教室の時に聞いた話の方が実際的だった。B幼稚園は、流木や手作りの木や布のおもちゃも柔らかい光の雰囲気もとてもよく、自転車でのアップダウンを考えなければぜひ決めたいところ。でも、もう少し悩もう。

 メイフィールドでは、久しぶりにして初めて普通にランチをしたような。ランチセットで、私はシェパーズパイプレート&前菜&デザート、だんなさんはコーニッシュパイプレート&スープ&デザート、Tさんはミートパイプレート。アイリッシュソーダブレッドのトーストが山盛りで、これが実においしい。もちろんパイもサラダも前菜もデザートのコンポートもすばらしく、みんなで完食。イギリス人に食べさせたい。最後は紅茶もつき、満腹満足。このお店の味わいは、ちょっとほかにはないような。Tさんは、帰りの車でずっと「おいしかったな♪」の歌を歌っていた。
 隣のテーブルでは、「食の会」なるグルマンの集いがなされていたのだが、映画の「タイタニック」のソーシャルディナーを思わせるサロン的雰囲気が漂っていた。こっちはこっちで家族でパクパクと。いや、幸せ。

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クラブ

平坦な発音の方ではなく、子供の「クラブ」。親子教室の続きで、週に1回のプログラムがあり、それは4月からなのだけど、親子教室に参加すると、一学年上の子たちのクラスに自由参加の形で入れるので、先週の金曜日に慣らしで私と一緒に2時間、今日は私と離れて3時間…という感じにTさんを参加させる。
 親子教室の雰囲気とはずいぶん違うので、知っているところでもかなり警戒していた先週。でも、私も一緒だし、すべりだいや着せ替えやままごとにとかなり好きに遊び、エンジョイしていたので、今日も大丈夫だろうと思っていたのだけど、朝ごはんのときに「今日はお母さんは別」と言ったことで不安が募ったらしく、母子分離できず。自由遊びの時間はほとんどひっつき虫で、先生に伺ったら「今日は時間にゆとりがあれば、できるだけそばにいて」とおっしゃってくださったので、そのまま、なるべく遠くから見るようにして教室の隅にいる。外に出て三輪車をしたところではかなり楽しめたので、お部屋に入る前に私はそっと出たのだが、30分したら携帯に電話がかかってきて、「やっぱり泣きっぱなしなので」ということだったので、急ぎ戻って、給食とその後の1時までの遊びには再び私も一緒になった。
 一学年上ということでお友達がいないし、「おかあさんといっしょの場所」と認識していたところで離れるのはまだ無理だったか。でも、三輪車では、小さいのではなくペダルでこぐ大きいのがいいです、と伝えに言ったり、お片づけをしたり、よくがんばりました。また、泣くTさんに、少し大きいお友達が「もうすぐお母さんくるよ」などと励ましてくれたようで、みなさんどうもありがとう。
 私は楽しみにしていた、友達とのランチも食べそびれ、けっこうへとへとになる。1時にさようならの後は、同じ施設の室内遊び場で遊ぶ。さらに、私は友達と少しでも話したかったので、2時にそこを出たのだが、今度はTさんはもっと遊びたくて泣いた。ふう。
 駅まで少しの時間、友達と話し、幼稚園のことなど少し聞き、電車に乗った後、Tさんは寝たので、あまりの空腹に途中下車してメゾンカイザーで遅い昼ごはんをもりもり食べる。おいしいサンドイッチとレモンパイだった。
 タイミングとその子の性質と園施設そのものと。よかれと思ってもうまくいかないこと多々あり。まあ、きっといずれ自然に、ほんとによいところにおさまっていくだろうと楽天的に試行錯誤だ。

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身体で読むファンタジー

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『身体で読むファンタジー―フランケンシュタインからもののけ姫まで』 吉田純子編、人文書院、2004年12月

 ご高著を拝受した。
 身体性とファンタジーという形式との連関は、10年以上前から構想されていたそうで、テクスト同士のつながりも、男性性/女性性の捉え方も、実におもしろそうな論文・論考が6編。英文学、子どもの文学、アニメ。特に女性の身体は、どうテクスト化されているのだろう。

Ⅰ 「生む性」の悪夢と再生
◇フランケンシュタイン・コンプレックス (安部美香)
◇アースシーで自ら生まれ変わる (吉田純子)
Ⅱ モンストラス・フェミニン
◇ドラキュラと女たち――汚穢、そして「場」と解体 (細川祐子)
◇アンジェラ・カーターの怪物たち――破壊者から創造者へ (細川祐子)
Ⅲ 野生と文明のインターフェイス
◇もののけ姫の汚い、危険な身体 (吉田純子)
◇目ざめればチンパンジー (吉田純子)

と並ぶ。

男の空想(メイル・ファンタジー)が女の身体を描きつくすとき熟成した女の空想が自らの生を語りだす。 ファンタジーの作品において、ジェンダー化された身体の表象が描く、男/女の隠れた欲望、不安と夢。 (オビより)
       

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講演会 ふたつ

 白百合女子大学で同日に連続して行われた講演会がふたつ。

 最初は、私が参加しているFood for Thought(思考の糧)プロジェクト主催の東理夫先生講演会「アメリカ食の不思議と面白さ」。
 アメリカの食習慣や食材、料理法から、先住民との関係、ヨーロッパの各国からの移民・難民の持ち込んだ文化の変形、共通性・均質性の上に成り立つ国のありかたや文明(文化ではなく)の広がりなどを考察されていくお話で、豆知識的な部分も楽しく、ヨーロッパ系移民から見た<よき>ネイティブ・アメリカン像も、はからずも感じられた。後で個人的に、リザベーションの食の現在はどうなのか伺ったのだが、生活保護が前提で、貧しく、教育からドロップアウトする子どもも多く、ウイスキーや肥満につながる高カロリーの安いファストフードに流れてしまう…(これは私も知っていた)、が、ここ数年というくらいの最近は、それを改善し、ネイティブ・アメリカンとしての部分を大切にしながら、理念だけではない未来を模索しようとしているということだった。なるほど。
 事前に少し見たご著書『クックブックに見るアメリカ食の謎』がなかなかおもしろくて、もう少しきちんと読みたい。

 ふたつめは、舟崎克彦先生の怪異研究会主催の神宮輝夫先生講演会「『フランケンシュタイン』について」。 
 ゴシック小説の流れから、Frankenstein成立時の英文学的伝説、子ども読者の欲求に合致する「怖さ」から考える18世紀のchapbooksなど、子どもの文学研究をしっかりお勉強した!という充実感があった。質疑応答では、怪物は人間に普遍的な一種の神話的共有財産ではないかというお答えや、幼い頃に読んで怖かったのは、林芙美子の「泣虫小僧」というお話。化け物や幽霊のような怖さではなく、母親が自分を置き去りにしうる、という、今まで考えたこともなかった恐怖だったそうだ。

 懇親会は両研究会合同で。芝田勝茂さんに久しぶりにお目にかかり、『ふるさとは、夏』映画化の可能性についての楽しいお話や、ファンタジーのお話をうかがう。お話していて、作品の評価軸を複数持つことの大切さに不意に思い至る。お話できた皆様、ありがとうございました。

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走れメルス

 シアター・コクーンで1月31日まで上演中の、野田秀樹の「走れメルス」を見てきた。
 あとで、76年初演で野田が21歳のときの作品と知ってうなってしまった。すごい、やっぱり天才は天才。
 multiple worldsと言葉遊びという野田のテーマや手法は変わっていない、そのはじまりの物語である。神話のいずる鳥取砂丘へのこだわりにたとえば最近の「オイル」を、テレビ画面や映像を使った演出に「2001人芝居」を思い出したり。
 向こう側の世界でアイドルな男メルスと、こちら側の世界で芙蓉に恋する下着泥棒男のスルメ。嘘をつむいで(=物語を語って)まだ見ぬsomethingに憧れを募らせる芙蓉の思いは放物線のようにメルスに届き、境界が越えられる。アイドルがまさに虚像でありえ、「大衆」が存在していた70年代・80年代の空気を感じなおすとともに、途中までのくどいほどのコミカルな言葉遊びから不意に反転してその「ことば」で積み重ねられてきた世界が吸引力を増してメルスやスルメや芙蓉のせつなさに巻き込まれていく感覚を味わい、「あー、私、そうだ、この感覚が好きだったんだ」と後でしみじみ満足した。
 古田新太のオーラはすごい。あれぞ役者だ。「赤鬼 日本版」ですごく良かった小西真奈美は大阪弁がいまいち…というか、大阪弁である理由が感じられなかった。深津絵里はよかったなあ。

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鈴木出版の海外児童文学シリーズ 続き

 鈴木出版編集部の永吉さんにメールをいただいたので、許可を得て一部を引用。

このたびは、弊社刊行の海外児童文学シリーズを、貴HPにてお取り上げいただき、厚く御礼申し上げます。 本シリーズの刊行の意図をわかりやすくお書きいただき、これにまさる紹介はございません。御礼が遅くなりました。

創業50年の記念出版でしたので、昨年の夏に、取次・書店・出版社・著者の方々にヒアリングをいたしました。しかし、みなさん、1番本を読まない読者が対象である・テーマがシリアスで重い・ファンタジー以外は書店の棚では売れない等々、まったく歓迎ムードではありませんでした。

これを聞きまして、不安は募りつつも、ある確信がありました。

(中略)

本シリーズのような企画はどこの出版社も手をつける気配はありません。
しかし、読者の側にたてば、求める作品ではないのか。
いまだからこそ、本シリーズの出版意義はきっとある。
そう確信いたしました。

おかげさまで、再版がかかりました。
愛読者カードやお手紙やメールやFAXで、貴重なご意見をたくさん頂いております。ありがたいことです。

 再版がかかったのは、『ヒットラーのむすめ』『イクバルの闘い』両方ともとのこと。小学校高学年からヤングアダルト層を対象にした本に、ある種の重みが、軽やかさとエンターテインメトと同様に必要であることは、生きることへの肯定を児童文学が(一部にせよ)担うにあたって、忘れてはいけないことと思う。もちろん、そのバランスやストーリーの作り方にお国柄や作家の力量があらわれるもので、そこを「読む」おもしろさもある。
 出版社の意図どおりに受け入れられるかどうかはさておき、越境しあう読者層が、ジャンルを越境して、バラエティ豊かな本を受け取れる状況がのぞいているのは、うれしいことだ。私がずっとおもしろく読んできたリアリズム作品も広まりますように。

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三が日

今年は京都には帰省せず。Tさんと一緒に寝ている間に、私もだんなさんも年越してしまった。テレビも床暖房もつけっぱなしで。夜中に私が目を覚まして電気を消し、ついでに、青い服を着たヨンタさんに頼まれたプレゼントを置いておく。

 元旦は、朝、だんなさんが関西の白味噌のお雑煮を作ってくれる。お味噌やさんである実家からは、特別なお味噌と丸餅を送っていただき、Tさんもおいしく食べる。本門寺に初詣に行き、家でのお茶は年末に買ったシュトーレン。紀伊国屋の3個セットは、なかなかどうしてとってもおいしい。

 2日は、朝から自由ヶ丘に車を出してもらい、寒空の下20分ほど並んで、ローラ・アシュレイの福袋を入手。今年はキルトセット10000円とレディース服10000円で、お一人様一種類一個なので、私は婦人服に並び、だんなさんとTさんにHOME館に並んでもらう。首尾よく入手後はさっさと家に帰り、大学ラグビーの2試合を見る。その前に、私がすまし仕立ての四角い焼餅の関東風のお雑煮を作ったのだが、Tさんは一口も食べてくれなくてへこんだ。ほうれんそうがいやだったのか?
 関東学院―法政は、法政もはやここまでという感じで、微妙に自滅気味。いつもの固いディフェンスが見られず、逆に関東学院の方がよく守り、機を見てつないでの攻撃に長けていた。同志社―早稲田は、実況はしきりに圧勝、完勝と言っていたが、それでも同志社が年越ししてきたのは良かったと思うし、トライも3つ取れたので良かったのでは。

 今日は朝からセンター北のモザイク&阪急のショッピングモールへ。別に欲しいものがあったわけではないが、年末に私が名古屋に行っている間に、だんなさんがTさんを連れていって、なかなか楽しいところだったと言っていたので、私もどんなところか見たくなって。
 全体にファミリー・フレンドリーで、エレベーターに乗っているのはほとんどベビーカーの人たちだし、マジョリティ・マイノリティは相対的なものなのだな、とクリスマスに邪険にされたみなとみらいのエレベーターのことを思い出した。nextやgapなどの好きな店もあり、私はアフタヌーンティでバッグを1つ、始まっていたバーゲンでセーターを1枚買った。みんなで観覧車に乗ると、今日は富士山がきれい。オーバカナルで簡単ランチを食べ、おいしいコーヒーを飲み、午後にはさっくり帰宅。
 夜は夜で大学のサークルの仲間7人で新年会。Tさんは預けて夫婦で参加した。みんなで話せる人数だったし、ほんとに気の置けない同士だからとても楽しく、4時間ほどもenjoy talkingの良い時間だった。

 今年もきっとみんなにとっていい年でありますように。

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