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November 2004

託児

私は昔ばなし大学受講、父はゴルフ、母は仕事ということで、学生時代の友人の結婚式に出るパートナーがTさんをみなとみらいに連れて行き、披露宴の間、パン・パシフィックホテルの託児に預ける。
 昔、11ヶ月くらいのときに近くの認証保育所に2時間預けたときは号泣で「正直すまんかった」だったのだが、「終わったら帰ってくる、それまでお姉さんとおもちゃの部屋で遊ぶ」が理解できている今、ずいぶん楽しかったようで、後で聞いたら、「おままごとして、アンパンマンで遊んで…」とよく覚えていた。保護者に渡してくれる報告書にも同じことが書いてあった。
 報告書は「ご来室当初からご機嫌で遊び、おままごとの野菜を切ってくださいました」という調子。VIPでもないし、VIPだって、こんな敬語を使う必要はないんじゃないかーと笑ってしまった。3時間半で9300円はあいたた。でも、Tさん楽しかったならいいか。その後は、二人でメリーゴーランドに乗って、遊園地で少し遊んで帰ってきたようで、私は私で、引き菓子のクイーンアリスの焼き菓子セットがおいしすぎ♪とうれしい。

「おかあさん、おべんきょう、おわった? Tちゃん、おかあさんとミッキーマウスいくの」
「お父さんも一緒に行こうよ」
「おとうさんはね かいしゃ」
パートナーは「そのうちね、が長かったからしびれを切らしたんじゃないか」と考察。そうだね、12月になったら行くのもいいかも、ディズニーランド。8年くらい行ってないぞ。

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プリザーブドフラワー

3ヶ月ぶりにemi先生のお花教室へ。先生はお引越しをされて、自治会館から自宅教室に変わった。今回のクリスマスアレンジもどれも素敵で選ぶのに悩んだが、置き場所を考えて、リースではなくアレンジメントに。でも、ご一緒させていただいた方の作っていた白いリースも、先生のお宅に飾られていた赤いリースも華やかでシックで素敵だったので、今度ユザワヤに行けたら、自分でも材料買って作ってみようかな。


 先生のはもっと立体的だったが、花の高さを計算できず、妙に平面的になってしまった。が、「壁にかけてもいい」とアドバイスを受けて、額のように立ててみたらなかなかいい感じに収まったのでうれしい。まつかさのキャンドルはベルギー製ということで、シナモンの香ばしい匂いが外国風。
 「Tちゃんもおはなやるの」と昨日から張り切っていたTさんは、先生に遊んでいただき、小さいかごをいただいて自分でシュレックの人形を詰めたり、花材を並べたりして、わりといい子に過ごしてくれた。最近気に入っている、図書館で借りたディズニーのCDを持っていったのでリラックスできたのかも。でも、敷物の下に布団のようにもぐろうとしたり、ソファで飛び跳ねたがったり、ドキドキする場面も。先生、お世話になりました。
 何かクリエイトするのって、無心になれるし、手を使う作業って心に大事だ。
 お土産にパンまでいただき、ありがたく帰宅。ベビーカーに乗ってすぐにTさんは寝てしまい、私はTさん用に買っておいたおにぎりをせせらぎ公園でひとりで食べる。
 
 午後は、めぐちゃんから連絡があり、遊びに来ないかという話だったので、Rouge Blancheでチョコのロールケーキを買い、児童館で落ち合って、まちゃくん、カイくんと久しぶりに遊ぶ。男子二人は同じ興味の対象のおもちゃをめぐって(疲れていたせいもあるだろうが)なかなかバトルっていたが、こういう経験も必要だ。Tさんも、よくリホちゃんとは取り合いになる。

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結婚記念日

6回目の結婚記念日。Tさんは親に預けてお出かけ。
 月末といわれていた車が先日やってきたので、目指すところは、都内の六本木ヒルズだったが、バブリーに車で行ってみた。フェスティバのうるささはどこへやら。まあ、逆に言えばこれが普通なのだろうけれど、とても静かで快適。思わず二人で黙ってしまう。いつもしゃべりまくっているから、たまには沈黙を楽しもう、とか話したりして。パートナーは、出かける間際までナビの取り付けに苦労していたが、無事に済んでよかった。付け替えられることを前提に7月に購入したナビだけど、サイトの説明では女の子がにっこり笑って自分でつけている写真。詐称と言われているらしい。たしかに、Tさんと一緒に少し見学したのだが、車の中の電気系統を知ってて配線して、なんて普通のユーザじゃ無理かも。きっと、その女の子はメカニックなんだよ、と結論を出した。

 初めて行った六本木ヒルズは再開発だけあって、ビルなのだけど歩く場所もいっぱいでおもしろかった。でも、そばにそびえたっているマンションは、快適でよさそうだけど、何かが麻痺しそうな気がした。散策は麻布十番とかの方がおもしろそうだ。
 ナビつけで昼食を取れなかったので、まずアフタヌーンティでランチ。それから、公開直後の「ハウルと動く城」を見た。感想はまた後日。とてもおもしろかった。うわさでは、おもしろいけど、おもしろいだけ、らしいよ、と聞いていたのだが、いやいや、おもしろいだけってけっこう大事だ。あんなに原作を改変しているのに、ジョーンズの作品の特質は見失っていないところがすごいと思った。
 シネコンは全席指定で、すごくゆったりしたつくりになっていて、キャラメルポップコーンの匂いがただよい、とてもいい感じだった。公開館は狭いほうだったけど、十分。またここで映画見たい。

 少しぶらぶらした後、6時に予約を入れていたFrench Kitchenへ行く。ランチバイキングが有名みたいだけど、今日はディナーで。二人がけ席は半円っぽい並んで座れるタイプでくつろげた。
 秋のおすすめのコースにして、グラスワインを1杯ずつ。恒例のカード交換。

 フランス産の鴨のテリーヌ&季節の野菜サラダ
 フランス産のウサギのロワイヤル仕立てクラシックスタイル
 山うずらのロースト 赤キャベツのコンポートとともに
 パイナップルのサブレとエピス風味のアイスクリーム
 コーヒー

 フレンチなのに一皿のボリュームもあり、おいしいのに気取っていなくて、すごくいい店だった。ウサギとかヤマウズラとか、よく冒険の主人公が道中であぶって食べたたりするけど、それのsophisticated版か。冷前菜のテリーヌにつけるチーズのペーストがおいしかった。温前菜のウサギが今日のお気に入り。ソースもグー(死語?)だった。ウズラはパートナーのお気に入り。パリパリのもも肉がよかったそうだ。私は、あっさりした身のほうが好きだったけれど。デザートはちょっとくどかったかな。
 少し散歩して8時半に出て9時には着く。いい日だった。なんか妙に幸せで。

 録画しておいたラグビー早慶戦を見ようと思ったら、パートナーはTさん寝かしつけとともに撃沈し、私は私で急な仕事が入って朝5時までパソコンに向かう羽目に。でも、とっても元気の出た一日でした。

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ハウルの動く城

 六本木ヒルズで宮崎駿の「ハウルの動く城」を見てきた。日テレなどで「ハウルの映像!」などと紹介される、動く城の場面は本当に最初の方に出てくるもので、ほんとにぎりぎりまで完成してなくて公開が遅れたんだーと納得。
 木村拓哉に倍賞千恵子?と思ったが、ハウルの声は違和感なかったし「美しくなければ生きている意味なんて…」というせりふは、なんだか本人にもかぶるようなユーモア。ソフィーも、少女のほうはやや落ち着きすぎな気もしたが、全体に合っていたし、原作にはないキャラクターにも愛嬌があった。神木隆之介って「千と千尋~」で坊の役をやった子だと思う。何年も経つと、長せりふもいえるようになるのね。と子どもの成長を見る思い。

 予想はされていたけれど、『魔法使いハウルと火の悪魔』とはまったく別物、それでいて意外に的をはずしてないようなような、不思議な感じだった。帽子屋ソフィーがおとぎ話の長女の縛りや母親との抑圧された関係などにからめとられており、呪いをかけられることによって実は自由な自己を手に入れたことなどがはしょられているので、何で途中で派手なお母さんが再登場したのか消化不良。また、「シンプル・イズ・ベストなラブストーリーに泣いた」と朝日新聞で論評していた嶽本野ばらは、老女のソフィーが縛り/若いソフィーが解放、と捉え、元の少女に戻ったり、おばあさんなのだけどしゃっきりしていたりというあたりにビジュアルに表されるソフィーの人生への前向き加減を考えていたが、実はここは逆なんだよなーと思う。先日上梓したプロジェクト論文集『児童文学におけるふたつの世界』(てらいんく)の中の岸野さんの論文は、ソフィーやハウルの変身の意味から何重ものテクストが織り込まれているジョーンズ作品の妙を考えていたが、そこからみると、嶽本野ばらの意見は若い=自由/老女=縛り、という典型的な図式から逃れていないのが残念(宮崎駿の意図はともかく)。
 一方、「動く城」や魔法によって何重にも自分を守ろうとしていたハウルの弱さは、どんどん崩れていく城の映像によって象徴的に映る。また、髪の色も、美しいと思う金髪に染めていたけれど、本当のハウルは黒髪の。そういうはっきりした視覚的効果がある。あと、戦争だとかサリバン先生だとかまったく別物の設定でありながら、ジョーンズらしい「<見かけ>と<真実>」のずれと重なり、何層もの現実みたいなところも期せずしてクリアになっていたように思う。魔法使いの戦いと現実の戦争とのリンクも、醜い黒カラスの武器と化しているハウル(守る者ができたので戦う、というのはちょっとかっこよすぎ)と戦わせたくないから守りたいソフィーも。行動する女の子はやはり時代の要請かしら。ていうか、原作のソフィーはあんなにけなげではないような。
 あと、あんなに戦闘場面など必要だったのだろうか。宮崎駿が単に戦艦や飛行シーンが好きなのでは?とも思ったり。縛りのかかったおかっぱの美少年ってどこかにも出てきたなー(「千と千尋の神隠し」のハク)とか、眉毛の太いソフィーに赤毛のアンを感じるとか、あーヨーロピアンだとか。あんなにチュッチュッしなくてもいいんじゃないかとか。

 …といいつつ、映画としてはかなり楽しんでしまった。こっぱずかしいけど、後味もよかったし。

 ラブストーリーだったら、『九年目の魔法』(ジョーンズ、浅羽莢子訳、創元社推理文庫)かな。けっこうな時間をかけつつ、一気読みを堪能したっけ。
9.jpg
 実はジョーンズはそんなに読んでいないのだけど、デイル・マーク王国のシリーズ(おお、3巻目は律子さんが訳されていらっしゃるのか)や、『九年目の魔法』がおもしろかった、と言ったときに、「じゃあ、これもお好みかも」と教えていただいた『魔空の森ヘックスウッド』にも注目。
 

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親子教室(10)

親子教室の最終回。先生から修了証を渡していただく。Tさん、初めてのお免状。第3回くらいに家族3人で取った手形と、デジカメ写真もいただいた。ちょっぴり成長したみんなに「おめでとう」。
 お遊戯のような出し物があり、親が2組に分かれて、それぞれ自主企画をした。私の入った赤組は、「どんぐりころころ」と「あわてんぼうのサンタクロース」を歌うことにして、子どもにはどんぐり、親はどじょうのお面かペープサート、と子ども用の赤いサンタ帽を色画用紙で各自作成することになった。


 『うたえほん』を見ながら作った私の「どじょう」。たまたまパートナーもいるときにTさんに「これ、何だと思う?」と聞いたら、ものすごく真剣に考えた末に「くじら?」といわれて、二人で大爆笑。
 Tさんは家では「どんぐりころころ」も「あわてんぼうのサンタクロース」も熱唱していたが、やはり、本番では緊張。でも、私も気にせず。鈴をしゃんしゃん振る、というだけで満足満足。
 青組のママたちは、金銀の星のお面を作って「おもちゃのチャチャチャ」のおゆうぎ風で、とてもまとまっていた。やがて幼稚園とか行くと、こういう機会もまた増えるのだろうか。ある意味楽しいのだけど、きっちりいろいろ決まっていたり、それまでの準備にエネルギーがとられたりするかもしれないのは憂鬱。
 最後のランチなので、いつもは4つばらばらに置く机を長くして晩餐風に。カレーライスだったので、いつもは親の分は試食程度しかなかったのだが、今日はお皿いっぱいいただけてうれしかった。Tさんは、フルーツも野菜スティックもきちんと食べる。

 児童館や公園とはまた違って、子どもあたりの人数も多くベテランの保育士さんやボランティアが入って、いろいろな企画もよく考えられていたし、楽しいというよりも、この年齢で給食をみんなでいただきますするとかそういう経験が貴重だったと思う。皆勤でエンジョイできた。
 1回、パートナーと二人で参加したときからなぜかシャイになってしまったTさんだったが、何か彼女の中の秩序を崩してしまったのかな。でも、そういうところも含めて見守っていただけて、よかったと思う。

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日本イギリス児童文学会第34回研究大会

 十文字学園女子大学で行われた、日本イギリス児童文学会の研究大会に参加した。本当は土日だったのだけど、所用により日曜だけ。研究発表は、八代華子さんの「ウォルター・デ・ラ・メア作品とマジック・リアリズム」(絵画の手法としてのマジック・リアリズムという用語の説明からはじまる。<日常の裂け目>や<身体の異形性>などをキーワードに1950年代以降くらいからといわれているマジック・リアリズムが、既にデ・ラ・メアのあたりで実現されていることを指摘。とてもおもしろかった。正置友子先生の「ヴィクトリア時代の絵本の表紙におけるデザインと印刷の変遷―ラウトリッジ社のトイブックを中心に」では、時代の要請や産業革命と絵本の発達との連関の解説ののち、実際の表紙の画をたくさん見せてくださった。だんだん凝っていく意匠や、縁取り(ボーダー)の素敵さ、モノクロから多色使いへの移行などもよく分かる。「売れるぞ」のビジネスの流れと画家たちの才能とが組み合わさった幸せな時代だったのだろう。吉田純子先生の「Weetzie Batにみるポストモダン・ファミリー―a female fantasy」は、私も好きなリア・ブロックで、ポストモダンに形成されたalmost familyとfairytaleの枠組み(&その脱構築)について。Weetzieが出演する映画とテクストの現実との二重性など興味深かった。私はWeetzieの生きる文学的現実もまた、私たちの生きる現実社会の反転/映画のようだと考えたことがある。そこにある身体性のおもしろみや、「夢と現実の交錯する街LA」の虚飾性などをうかがいたいなと考えているうちに、質問時間が過ぎてしまった。
 講演はお茶の水女子大大学院教授の竹村和子先生の「児童文学と現在のフェミニズム批評:血湧き肉踊る冒険談に読みふける少女―トム・ボーイの陥穽」。ご自身の少女時代の読書では、結局は社会のnormの中に取り込まれていくジョー(若草物語)やアン(赤毛のアン)はまったくおもしろくなく記憶にも残らなかった一方、『ソロモン王の洞窟』や『ロビンソン・クルーソー』などの冒険物語を愛読していた。その経験から、冒険小説を読む少女の精神性を考え、そこにあるnaionalism、imperialism、sexismがどう内面に影響するのか、どんな読者を形成していくのかというお話。フロイトのprojection/introjection理論を用いて、どんなメッセージを少女読者が受け、そこにある男性性/女性性を取り入れて/拒否していくのかを読み解くとともに、冒険物語のheroは境界線上にいて、男性性と女性性を同時に体現する(ロビンソン・クルーソーは孤島にいて冒険しながら針仕事もする)などの指摘と、だからこそ、実は冒険小説の主人公は帰還すべきでないという、質疑応答で議論を呼んだ先生の私見など、とてもおもしろい内容だった。児童文学の枠外からの視点と、児童文学がフェミニズムやフェミニズム批評を利用しようという視点とのちょうど混在するところに議論があったように思う。
 ラウンドテーブルは「シリーズを語る」。ランサム、ピアス、ルグィン、ナンシー・ドルーシリーズなどを挙げて、シリーズとなった児童文学作品の評価を探ろうということだったが、時間切れの印象。ピアスは同じ土地を舞台にしたBarley storyと呼びうる作品を書いているが、これらはシリーズではないという逆の指摘。ルグインは神村さんと山本さんが取り上げたが、やはりゲドは、個人の作家の必然としての脱構築「シリーズ」なのだろう。翻訳の問題も、指摘された。また、作家の要請する形式としての「シリーズ」と、読者の要求にこたえて仕方なくシリーズ化された作品とでは意味合いが違うことが、フロアから指摘された。

 お久しぶりのともかさんや先生方にもお目にかかれて、やはり学会は貴重な機会。たくさんブラッシュアップされてよい1日だった。

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情報

MLで情報がまわってきました。
■ラジオ番組
11月21日(日) 21:00~22:00 NHKラジオ第2
文化講演会「なぜ本を読むのか~本は世界へのかけ橋」
聖心女子大学名誉教授 猪熊葉子先生
再放送:11月28日(日) 9:30~10:30 NHKラジオ第2

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毒の話

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『毒姫(1) 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス』三原ミツカズ、朝日ソノラマ、2004年6月。

 川端先生の授業で、今回の課題本だった1冊。普段漫画はめったに読まないし、怖い話も読まないので、ぞぞっとしつつ、でもホラーではないし、<食>を「毒」というキーワードで読むというのはなかなかにおもしろかった。
 女王をいだく弱小国の刺客として赤ちゃんのときから毒に慣れさせて育つ「毒姫」。毒草をゆりかごの下に置くところからはじめ、トリカブトのスープやらになじんでいって、涙でも体液でもひとを殺せるようになってしまう。彼女たちは一回限りの使い捨てとして隣国に貢物として送られ、夜伽の折に国王などの要人を暗殺することになる。
 「殺して殺されるか、殺して生きのびるか」という設定も、「毒」になってしまった悲哀もディープだけど、必ずしも、ものすごくかけ離れた存在には思えない…。というのも、私は、漫画のナウシカに、「たとえ自分たちが毒であっても、ここで生きのびるしか」みたいなせりふがあったように記憶しているのだが、それを思い出したから。pureがありえないこと、たとえば添加物やら排ガスやらアルコールやらタバコ(は自分では吸わないけれど)やら、意識せずとも取り込んで、もしかして私の体も「毒」への変異があるのかもしれない、などと考えてしまった。もちろん「毒」と「薬」の境界線のあいまいさや、毒姫の暗殺手段が夜伽ということで、女性のsexualityを男性がコントロールしたい気持ち(恐怖と裏表)などの話も出た。
 発表では、作中の女性たち(毒姫)には毒や毒草の名が、毒姫であリコリスの送り込まれた国グランドルの三つ子の王子たちには薬草や薬の名がついている、というあたりがおもしろかった。
 参考文献に挙げられたのが、英文学で、科学者の父が期せずして作り上げてしまった毒の娘が男を殺してしまう『ラパチーニの娘』(ホーソン)。アマゾンでは『毒草の少女 世界こわい話ふしぎな話傑作集―アメリカ編』(ナサニエル・ホーソン、井江栄、山主敏子、金の星社)に載っているよう。こっちの本はもしかしてアブリッジ版かしら? 
 それから、日本の漫画で似た設定の『純金の童話』(木原敏江、秋田文庫)と、毒リンゴと白雪姫とを重ねて読めてしまう絵がつけられたナンシー・パーカーの絵本『白雪姫』。

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final revise?

 来年、Oxford University Pressから出る予定のJack Zipes氏監修のThe Encyclopedia for Children's Literatureにいくつかの記事を書いたのだが、担当した作家のひとりに、今まで日本には伝えられてこなかったすごい過去があったことが判明。原稿を提出したのは5月ごろだったが、この記事に関しては大幅書き直しにならざるを得なくなった(短いけど)。
 で、proofreadして下さったDr.Donnarae MacCannと何度かメールのやりとりのあと、字数も増え、内容的にも申し分のない記事ができあがる。やっとfinalかな、ということで"Thank you for your excellent work and enduring patience!"といううれしいお言葉をいただいた。博士は、わざわざいくつかの傍証記事をコピーして送ってくださって、私も目うろこ。もう少し自分でも資料集めをしたのち、きちんと学会で報告したい。

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レプリーク 12月号

 やや今さらだが、マンスリーパフォーマンスマガジン「レプリーク」の12月号に野田秀樹の「赤鬼」のクロスレビュー「「むこう」と「ここ」、鬼とひと」を書いた。他に書かれているのは演劇評論家の長谷部浩さん「背中合わせの無垢と無知」、演劇評論・イギリス演劇の河合祥一郎さん「戯曲の知的遊戯性を発揮した日本版」、アメリカ文学の巽孝之さん「虚言の犠牲者と確信犯」。それぞれのご意見が「クロス」して、芝居のツボを浮かび上がらせる。こういうレビューって、「観劇済みだからこそおもしろい」という面もあるが、それは本にも通じるところ。何であれ、未読でもおもしろい、既読でもおもしろい、そういう風に紹介できればと常々思っている。
 アマゾンで買う場合はこちら。今号で休刊となり、今後は不定期刊のムック誌『レプリーク ビス』になるというのがちょっとさびしい。

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親子教室(9)

今日はパートナーの誕生日。晩は日付が変わってから帰ってくるに決まっているので、朝にお祝いをした。昨日、Tさんと一緒にカードを書き、いつもはパートナーが作る朝ごはんを私が作る。ソーセージ目玉焼きとお味噌汁とごはんで「おめでとう~」。
 プレゼントは、前に欲しいものがあるかと聞いたときにぽつりと言ってたiPod。本人、2年近くも欲しかったみたいで、車といい、ほんとに消費に対して気の長い家族だ。
 アマゾンで売っているとは知らず、アソシエイトの還元もアマゾン還元も逃してしまい4000円ほど残念だったが、アップルストアでは裏にレーザーでのメッセージ刻印が無料だったので、それを入れてもらってよしとする。
 すごく喜んでくれて、月並みだが私もうれしい。ここ2晩ほど、「パートナーがhappy birthday to meで自分で買ってしまった」夢を見て、体に悪かった。
 ケーキは、昨日、パートナーのお友達のQくんがファミリーで遊びに来てくれたときに出したタルトをアルミ箔で包んで会社に持っていってもらう。おやつになったかな。

 雨ざんざんの中、親子教室へ。全10回のうちかなりな頻度で雨に降られた気がする月曜日だ。中原街道がうちのすぐ近くから渋滞していたので今日は目黒通りから行ってみた。
 前回、パートナーと一緒に参加したTさんは、ほとんど「お父さんにしがみついて遊ばない」状態だったそうで、今日も、朝から「早くいこうよー」とせかしまくっていたわりには、保育室に入るとシャイになってしまって、出席のお返事も声が出ないし、家ではひとりで楽しく遊んでいる手遊びや歌も無口にじっと見る子になってしまう。私が「家であんなに大好きで遊んでいるし、せっかく来たのにここでもやろうよーって思っちゃうんですよね」と、Tさんをひざに乗せたまま先生に話していたら、Tさんは急に涙目になってごろんと寝そべり、ぷいと横を向いて拗ねてしまった。
 申し訳なかった。好きな先生の前で、悪く言われたと思っちゃったね。結局「できるのになぜやらない」と歯がゆいのは親の方だけで、その場をエンジョイするのはTさんの方。と頭では分かっているのだけど。まあ、お受験には向かないタイプだな。
 最近のTさんは、こけたとかぶつけたとかではめったに泣かないが、自尊心が傷つくと涙ぽろりんになる、デリケートなお年頃。その代わり、(少なくとも私に対しては)「ありがとう」と「ごめんね」「ごめんなさい」を、促されてではなく、ほんとにそう思ったときに言える。おとといはなんだかつまらないことでけんかして、でも、絵本を読んであげはじめたらしばらくして「ごめんね」というので「お母さんこそごめんね、言い過ぎた」と仲直り。2歳4ヶ月。頭はフル回転している。

 親子教室では、親は、メディアと子どもの話を聞く。マトリョーシカを使ったシンプルなカナダの5分ほどの実写アニメも見せてもらっておもしろかった。テレビの設定は、なるべく刺激少なめのモード、明暗にしたほうがいいそうだ。なるほど。


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クリスマスツリー

3人で銀座に行くはずだったのに、パートナーが会社に呼ばれてしまったので、ぽつねんと2人。やらなきゃいけないこと、というか、買わなきゃいけないものがいっぱいあったので、気を取り直して出かける。
 車でプレッセへ。戻ってきたら、家の前が5すくみ状態(後ろから1台、前から1台来ていて、私は車庫入れしたくて、隣のお家とはす向かいのお家が車庫出ししたがっていた)で大変だったが、あわてず騒がず、なんとかクリア。家の前は小児科なので、この時期、路駐して受診にくる患者さんも増える。でもって、30分後にはきれいさっぱり車も消えていたので、時間をずらせばよかった。

 さらにベビーカーで別のスーパーに行き、ノーブランドの圧力鍋を3000円強で買う。活力なべのチラシはずっと大事に持っていたのだけど、数万しないものでも、ジャスコの3000円でも十分使えるという話をネットで見て、これでいいかな、と思った。まず何を作ろう♪

 パートナーが2時間ほどで超特急で終わらせて、3時くらいに帰宅したので、クリスマス飾りを出す。というか、今までまだハロウィーン飾りを片付けていなかった…。


 ホワイトシックでも、ウッディモダンでもないが、いかにもっぽいところで、わりに気に入っている。サンタ人形はTさんにおもちゃにしてもらうつもりが「かざるのっ」と言い張るのでここに来ることになった。

 昨日のステップスツールが完成したら、Tさんがすごいことになった。洗面所に置くつもりだったのに、どこにでも引きずっていき(傷防止フェルトを貼ってよかった…)、手の届かないところにあったおもちゃを取る(のはまあいいけど、そこまで床にあるものを蹴散らかして引きずっていくのに閉口)、台所の、今まで見ることのできなかったシークレットゾーンへの侵入、アクロバティックな遊び。うー、3回ほどかなりきつく怒り、床のものはどけてから押す、台所は「見るだけ」を徹底した。今までの簡単踏み台にはなかった高さと楽しさ、というのは分かるのだけど、ね。
 もう少ししたら少しずつ料理のお手伝いもありかと思うけれど、スズキメソードではないが、何でもすぐにやらせるのではなく、じぃっと見ながら憧れを募らせる時期も必要。
 それでも、Tさんは、自分のごはんが電子レンジであたたまるとミトンをはめて自分で取り出してうれしくテーブルまで持っていくし、スプーンやタオルも自分で出すので、その点はなかなかいい感じ。
 いざ料理となったら、NHKで使っていたみたいなセラミックの包丁かな、とも思うのだけど、野菜は切れても手は切れない、というのは逆に無用な安心感を与えてしまうことになるかも。包丁は正しく使わなきゃ手が切れちゃうことを知るのも大事。でも、そこまでやらせるのは幼稚園になってからか。

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Off

 雨だし、気分的にオフの日だったので、今までためこんでいて悪い気がたまっていたものをどんどん片付ける。

 今日は母の誕生日だったので、稲田多佳子のレシピで「カフェ・ノア」を焼いた。コーヒーとくるみのケーキで、試食したらびっくりのおいしさだった。このためにカルーアを買ったのは高かったが、またどんどん作ればいいや。Tさんをそばに呼んで、見物させる。「おかあさん、おりょうり上手ねえ」と褒めてくれた。自分で食べる気満々だったので、オーブンのタイマーが鳴ったら「じりじりなったよ」と呼びに来て、冷めてラッピングのあとはカードをつけて一緒に届けにいき、ついでにごちそうになってきていた。

 それから、ネットで買ったTさん用踏み台が無垢だったので、ワトコオイルで塗装。このオイルで、天井付近のモールディングからちっちゃい棚までいろんなものを塗ったものだ。で、ほぼ1缶が終了なのでちょうどよかった。乾いたあとの組み立ては、パートナーにやってもらおう。

 それから、ベランダに掛けておいて、台風でかなり飾りが落ちてしまっていたアートフラワーのリースの作り直し。グルーガンを出し、やり直してみたら15分でできた。もっと早くやればよかった。

 それから、ミシンや布類を収納してある棚を整理し、使わないであろう布を捨てた。買ったものではなく、古いシーツとか着なくなったシャツとかそういうラグ。一部は裂いて雑巾に。

 それから、Tさん用にかつて買い、今はぬいぐるみを座らせたりして遊んでいるプラスチック製の座椅子のようなキッズチェアのカバーリング。このいすで床を引きずられるといやで、なおかつ、それで怒るのもいやだったので。底だけ何か張ろうかとも思ったのだが、結局、ひじかけ部分以外を覆うことにした。シックなイチゴ柄の布を直線縫いして筒状にし、両端をリボン止めしただけだが、なかなかかわいくなって、あまり好きではないプラスチックのテイストが隠された上、もう滑らせても床がいたむこともない。ほっ。

 2ヶ月くらいの懸案が、やれば1日というか半日で終了。でも、こういうのって、ミューズと一緒で、やるぞの神様が降臨してくれないとできないもので。

 ムーミンズランチの第2弾が12月に出るらしい。と思ってサイトに飛んだら、アリスのティーパーティEXというほうが気になる。でも、これってとっくに終わってるんだろうなあ。

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情報

■ 日本イギリス児童文学会 第34回研究大会
日時:2004年11月20日、21日
場所:十文字学園大学 新座キャンパス(埼玉県新座市菅沢)
会員でない方も参加できます。(会員・非会員とも要参加費)
プログラムはこちら

■ヨーロッパの伝統と職人芸の世界 本場ドイツのクリスマス市
期間:2004年10月29日~12月25日 11:00~20:00
場所:銀座 教文館9F ウェンライトホール 03-5250-0789
伝統木製品の製作実演会 12月3日、4日、8日、12日

昨年も行きましたが、圧倒的な品揃え。安いオーナメントから「職人の技」まで、目で見て楽しみ、買ってうれしい、飾っておうちがクリスマス♪と夢がふくらみました。デートで行ってもいいような雰囲気のよさ。今年はどうでしょう。
通路が狭く、魅力的な商品がすぐ手の届くところにあるので、店内は、小さい子連れには向かないかも。

■「赤毛のアン-ANNE OF GREEN GABLES-」より鈴木雄次 銅版画展
期間:2004年11月15日~22日
場所:Gallery Oculus (港区高輪 JR品川駅下車10分、浅草線高輪台駅下車3分)
会場で鈴木雄次氏装丁の村岡花子随筆集『をみななれば』(改訂版『生きるということ』)が販売されます。
随筆集の問い合わせは、赤毛のアン記念館・村岡花子文庫 まで。

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情報

■新しい児童文学総合雑誌「ネバーランド」の創刊 216p. 962円 季刊
 作家の梨屋アリエさんによる紹介のページはこちら。少し毛色の変わった本をたくさん出されているてらいんくからの発刊です(このサイトじたいは、画像切れやリンク切ればかりですが・・・)。

特集:佐藤義美の世界(矢崎節夫 砂田弘 畑島喜久夫 阪田寛夫 神沢利子 水橋晋 北村美音 山崎八郎)
童謡:武鹿悦子 西村裕見子 大竹典子
詩:みもざすみれ わだようこ 高橋乃理子 間中ケイ子 菊永謙
創作:安東みきえ 梨屋アリエ 皿海達哉 高田桂子 桜井信夫 武鹿悦子
他:神宮輝夫 灰島かり 佐々木江利子 渋谷やみぃ 小松原宏子 野崎裴子
編集委員:井辻朱美 瀬尾七重 高田桂子 矢崎節夫
 
 てらいんくからは、もうすぐ、プロジェクトでつくってきた論文集(読者対象は一般)も出る予定です。児童文学の論文とか評論とかこういう地味な分野の本や雑誌をきちんと出してくださるのはとてもありがたいです。
 渋谷やみぃさんって、やみぃの屋根裏部屋の方ですね。カニグズバーグについての話が載るのかしら。灰島かりさんもおもしろそうです。

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真夜中の飛行

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『真夜中の飛行』 リタ・マーフィ、三辺律子訳、小峰書店、2004年8月。

 発売後数ヶ月が経ってしまいましたが・・・。
 メルマガではこのようにご紹介しました。酒井駒子さんの装丁が、本当にきれいです。
 アマゾンでは、YAとして、「飛ぶ女たち」という設定の妙が生かされていないという辛口意見も載っていますが、ありふれた3世代家族の葛藤とそこから羽ばたいていく若い少女、というin commonな物語であるからこそ、「飛ぶ」ことの皮膚感覚にあらわされるジョージアの怒りや大人の女性になることへの想いが具体性を帯びていたともいえますし、飛ぶことを特別視するのではなく、ほんとうに「ありそう」なリアリティとして捉えられることもまた、魅力なのではないでしょうか。

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風邪を治さなきゃ

 火曜日、8月に二人目が生まれたヨウコちゃんの家におじゃまし、Tさんとマリコちゃんを遊ばせる。稲田多佳子のレシピでリンゴのカントリーケーキを焼いたのだけど、アマンドプードルがなかったので全部薄力粉にしたため、わりに素朴な味になった。だんなさん用に小さな容器にひとつだけ余分に作り、オーブンの中に入れておいたのに、目線がちょうどそのガラス窓のあたりになるTさんは、朝めざとく見つけて、「あれー、これケーキかなあ。Tちゃんたべたいなあ、いっこしかないねえ」と言って結局食べてしまったらしい(だんなさん談)。ごはんを全部食べたらいいよ、と言ったら、普段は多少は残すごはんを、ほんとに全部食べたそうだ。でも、だんなさんも、一口は試食できた。
 ヨウコちゃんはすっかり溌剌なスレンダーママに戻っていて、お昼はミツカンのお寿司と高野豆腐と「あさげ」で簡単に(といいつつ、やっぱり人がくると大変だろう)作ってくれて、午後は私の持っていったものでおやつにする。なんだかんだで5時間もおじゃましてしまい、とても楽しかった。
 Tさんに帰ろう、と促すと「やだ、Tちゃん、まだあそぶの。」

 水曜日は星の子のわらべ歌の会に行き、木曜日はトモコちゃんに先日の私とTさんの合作の水彩の絵を持ってきてもらった。デザイナーをされていて、おせじで褒めることはないというご主人が「バランスがいい」と褒めてくださっていたそうな。
 下の方の重ね塗りはTさんが、「雨が降ってきました・・・」などとお話を作りながら線で書き足していったのは私。


 ついでにあがってお茶だけ飲んでもらう。買っておいた道明寺は甘すぎて私にはいまいちだったが、朝焼いたいちじくのタルトは、少し焼きすぎてしまったけれど、とてもおいしくできた。
 レシピは『やさしいやさしいカントリーケーキ』(加藤千恵、文化出版局)から。フィリングは<バター60g、粉糖60g、卵1個、アーモンドプードル60g、レモンの絞り汁大匙1、薄力粉10g +いちじく3個>(p.29)。

 金曜日は聴講に行き、と、活動的ではあったのだけど、実はだんだん風邪気味に。のどだけなのだが、咳のしすぎで背中や腹筋が痛いほど。
 というわけで、土曜日のバザーには行かれず、Tさんのインフルエンザ予防接種にも、だんなさんに代わりに行ってもらう。今日の親子教室は、私は欠席で、Tさんとだんなさんで出かけて行った。
 昨日、インフルエンザ第1回をしたTさんは、すごーくイヤーな顔をしつつ、泣きはしなかったそう。で、帰ってきてから、私やだんなさんに、「もしもし(聴診器)」「はいあーんして」「ちっくん」「はい、シールどうぞ」と一連の注射体験を何度も再現していた。いただいた機関車トーマスのシールを、注射を打った場所に貼ってくれるのだった。インフルエンザは既に流行しているそうで、Tさんの2回目は11月中のほうが望ましいらしい。私も風邪が治ったら、早くちっくんしに行かなくては。
 親子教室の後、ロイホでごはんを食べ、元気に帰ってきた二人は、「公園行こう」とまた自転車で出かけていった。

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