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July 2003

ドライブ

 Tさんを母に預かってもらい、プロジェクト読書会に参加してきた。二人発表で、前半はアトウッドの『侍女の物語』、後半は坂田靖子のマンガ(特に『伊平次とわらわ』)。 
 どちらも示唆的で、「みんなで話そう本のこと」ではないが、他人の考えと自分の考えをブラッシュアップさせて再確認する作業や、新たな発見があっておもしろかった。『侍女の物語』は時間切れで完読できずに参加したのだが、きちんと最後まで読まねばと思えた。現在形の時制から生まれる緊張感や、本当は「今、このときのこと」「既に起こったこと」を書いている近未来小説。
 カンベさんが、すごくおいしい抹茶のシフォンケーキとサンドイッチを作ってきて、大人数のメンバーにふるってくれる。なんで、こんなにふわふわに焼けるんだろう。この前は、ローズマリー入りのショートブレッドだった。生のローズマリー、うちにもあるけど、鉢で買っていきなり食べてしまうというのはなんなので、もう少し育つまで収穫はじっと我慢。ちなみに、200円で買ったバジルはもう4回ほど料理に使ったので、モト取りまくりである。

 久しぶりに車で行き、夕方のうちに帰ってこられて良かった。夜の運転は得意ではない。帰りのほうがずっと空いていて、約45分。帰ってくるとTさんは寝ていた。午前中は、静かだなと思ったらいつの間にかソファで勝手に寝ていたのだが、今日はたぶん外にも出ていないし、午後じゅう家の中で遊びまわって、私の帰宅寸前に寝てしまったらしい。本寝だったら困ったな、お風呂に入れなくちゃ。

 前期のクラス分のレポートがまとめて送付されてきた。どれも力作だし、期待していた以上に読めているし、extra taskにした原書の残り部分完読にも何人もが挑戦してくれていてうれしい。じっくりゆっくり向き合いたい。

 今日で東京を引き払う大事な友人に、メールではなく手紙を書きたかった。あの住所に、はがきを出したかった。悔。

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ふたつの世界プロジェクト

 Tさんを母に預かってもらい、プロジェクト読書会に参加してきた。二人発表で、前半はアトウッドの『侍女の物語』、後半は坂田靖子のマンガ(特に『伊平次とわらわ』)。 
 どちらも示唆的で、「みんなで話そう本のこと」ではないが、他人の考えと自分の考えをブラッシュアップさせて再確認する作業や、新たな発見があっておもしろかった。『侍女の物語』は時間切れで完読できずに参加したのだが、きちんと最後まで読まねばと思えた。現在形の時制から生まれる緊張感や、本当は「今、このときのこと」「既に起こったこと」を書いている近未来小説。
 カンベさんが、すごくおいしい抹茶のシフォンケーキとサンドイッチを作ってきて、大人数のメンバーにふるってくれる。なんで、こんなにふわふわに焼けるんだろう。この前は、ローズマリー入りのショートブレッドだった。生のローズマリー、うちにもあるけど、鉢で買っていきなり食べてしまうというのはなんなので、もう少し育つまで収穫はじっと我慢。ちなみに、200円で買ったバジルはもう4回ほど料理に使ったので、モト取りまくりである。

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蒸し暑い

蒸し暑いけれど、夕方にはいい風が吹く。スイートマジョラムとはい性のローズマリーがベランダプランターに加わった。小さな鉢が、写真のように大きく育つのに、どのくらいかかるのだろう。
 梅雨明けはまだかいな。午前中は外科に消毒に行き、午後はTさん昼寝のすきに、11月の学会発表要旨を書き始める。締め切りは明日。
 アマゾンから"Bronx Masquarade"(Nikki Grimes)と『アメリカ文学のレッスン』(柴田元幸)が届く。

 この前、「世界で一つだけの花」を手話合唱というのをした(さびだけ教えてもらって、その場でやるだけ)。ナンバーワンでなくてもオンリーワン。たぶん、子どもの文学のメッセージなんかも多分にそうで、そういうところに惹かれる子どもの文学好きもいるだろう。そうそう、競い合っても仕方ない、個性を伸ばせばいいんだよ、と。
 でも、でも、やっぱりナンバーワンにもなりたいのではないか。オンリーワンでナンバーワンに。オンリーワンでなくても、ナンバーワンに。野心は情けないものなのかも。達観できないところから生まれるエネルギーも、ある。

 サイトの点検をし、Links日本編のリンク切れや移転を修正。おばたまや、ぺんぎんはうすのサイトは、どうなっちゃったのかな。

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世界に一つだけの花?

 梅雨明けはまだかいな。午前中は外科に消毒に行き、午後はTさん昼寝のすきに、11月の学会発表要旨を書き始める。締め切りは明日。
 アマゾンから"Bronx Masquarade"(Nikki Grimes)と『アメリカ文学のレッスン』(柴田元幸)が届く。

 この前、「世界で一つだけの花」を手話合唱というのをした(さびだけ教えてもらって、その場でやるだけ)。ナンバーワンでなくてもオンリーワン。たぶん、子どもの文学のメッセージなんかも多分にそうで、そういうところに惹かれる子どもの文学好きもいるだろう。そうそう、競い合っても仕方ない、個性を伸ばせばいいんだよ、と。
 でも、でも、やっぱりナンバーワンにもなりたいのではないか。オンリーワンでナンバーワンに。オンリーワンでなくても、ナンバーワンに。野心は情けないものなのかも。達観できないところから生まれるエネルギーも、ある。

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いろんなことがあった

 とりあえず、今は、痛み止めが効いて、数時間前のすごい痛みは消えている。始まりはお昼。台所で不意にちくっとして、右手の親指の腹でものを押すとずきっと痛むようになった。よく見ると、爪に垂直に何か黒いものが刺さって、先端は爪の中に埋もれている。
 
 困ったなあと思いつつも、今日は、メグミちゃん&カイトくん、カズエちゃん&コウタくん、ミチルちゃん&マリンちゃん、ミワコちゃん&ルキくんの、4組のママ&ベビーが遊びに来る日。こんな大人数を迎えるのは初めてというわけで、みんながいる間はなんとなくやり過ごしていた。
 午後は大盛況。メグちゃんご主人の出張のお土産のRoyalのスイートポテト、ミチルちゃんとカズエちゃんがおんなじハーゲンダッツセットを買ってきたのは笑えたが、久々のアイス、私はコーヒーと麦茶を出しただけだったが、だいたい、そんなに優雅に食べている暇はないので、食べ物もちょうどよく、ベビーズははしゃぎまわって、みんな喜んでエキサイトしていたので良かった良かった。それぞれのママのこともだんだん覚えて抱っこされに来たり、同じ蒸しパンを分け合ったり、男女混交だが、トラベリングパンツみたいな関係になっていけるといいな、と、みんな元気に大きくなぁれと思う。

 みんなが帰った夕方、再び痛いのを思い出し、外科に行くことにする。ちょっとは覚悟していたが、爪の表面を削っても、その異物も削れてしまうので、結局、親指の先から局所麻酔をかけて、爪と肉の間をピンセットで……(以下略)
 それで結局、異物は何だったのかわからず、いつの間にか取れていたのだが、処置中も麻酔をかけても痛いし、麻酔が切れた後も痛いし、こういう外科の痛みは久しぶりだよなーと思いながら、片手で自転車をこいで帰ってきた。
 ところで、その外科は「佐藤外科」というのだが、実は初診。mapionで住所を調べてこいでいったところ、「佐藤外科こちら」の電信柱看板があったので、それに従ったつもりでめざす佐藤さんに到着。受付で受診申込書も書いて、既往症なども書いて、保険証も出した後、診察室まで入ってびっくり。
「え? ここ歯医者さんですか?」
 なんと「佐藤歯科」なる全然違うお医者さんに入ってしまっていたのだった。疲れているな、私。

 それから、自転車で佐藤外科にかかる前に、一度、歩いて駅前のクリニックに行ったのだが、最近寂れ気味のそこは、午後休診の札がかかっていて、すごすご帰ったのだった。ただ、駅前では、雪谷高校ナインを迎える準備をしていて、号外をもらえた。雪谷高校はうちの最寄り駅を利用する生徒が多く、つまり、東東京の中でも地元中の地元。駅前の小さな商店街では、ミスドもお茶屋も記念セールをしていた。っていうか、もっと大きな町の高校だったら、もう少し経済に寄与したかもしれないのに…。
 勝ち進むなあと思っていて、今日はやはり気になって、9回の攻撃だけみんなでテレビを一緒に見たのだが、フツー中のフツーともいえる雪谷高校が甲子園とは、ほんとにびっくり。すばらしい。初戦突破してくれるだろうか。夏の楽しみが思いがけずひとつ増えた。ガンバレ雪谷高校。


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日焼け

 昨日の深夜1時半までパソコンに向かっていたら、体は疲れても脳が覚醒している感じになり、深く眠ることができなくて、隣室のTさんのただの寝言にも反応して目が覚めたりしているうちに朝になってしまった。

 図書館で『プラネタリウムのふたご』(いしいしんじ)と『4Teen』(石田衣良)を引き取り、てらいんくの『魔法のファンタジー』『花の香りで眠れない』、ブラッシェアーズの『セカンドサマー』をリクエスト。児童館の後に行ったので、積読メモを忘れ、ほんとはもっとリクエストしたい本があったはずだった。

 『完訳ナンセンスの絵本』(エドワード・リア)を見ながらお仕事。これは、ほるぷ出版の絵本のほうを見たことがあったけれど、かなり改訳されていた。PersonとかManとかしか言われていない人物を絵から「おっさん」「娘」「爺さん」などと訳し分けている。また、sarpintという造語の訳「ヘピ」は、私も「おっ?」と思ったところだったので、解説にもちゃんと載っていておもしろく読んだ。

 豚とオクラのチリビーンズ炒めをTさんも食べる。パンを両手に持ってスイカを食べるごとくかぶりついていく。ほれぼれするような食べっぷり。片付けるのは大変だけど。

 メモ ⑤名もなきアフリカの地で

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リア

 図書館で『プラネタリウムのふたご』(いしいしんじ)と『4Teen』(石田衣良)を引き取り、てらいんくの『魔法のファンタジー』『花の香りで眠れない』、ブラッシェアーズの『セカンドサマー』をリクエスト。児童館の後に行ったので、積読メモを忘れ、ほんとはもっとリクエストしたい本があったはずだった。

 『完訳ナンセンスの絵本』(エドワード・リア)を見ながらお仕事。これは、ほるぷ出版の絵本のほうを見たことがあったけれど、かなり改訳されていた。PersonとかManとかしか言われていない人物を絵から「おっさん」「娘」「爺さん」などと訳し分けている。また、sarpintという造語の訳「ヘピ」は、私も「おっ?」と思ったところだったので、解説にもちゃんと載っていておもしろく読んだ。

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自転車

 つるつるすべる上に、塗装などの作業跡が汚くて、いずれはウッドデッキぽくしたいと思っていたベランダ。ネットで注文したはめこみ式のデッキ材を使って、だんなさんが、組み合わせ、寸法どおりに切り落としたり、ビス留めしたりして、きれいに仕上げてくれた。懸案がひとつ片付く。昔の家の室内で使っていたラティスを蝶番で留めて目隠しも作った。もう少し暑くなれば水遊びもしてみよう(ベビーバスでだけど)。Tさんは、走り回り、ホウキ草の鉢まで行ってさささっとなでて駆け戻ってくるというのを繰り返していた。鉢の中に、いつのまにか歯固めがしまわれていたりした。
 
 午後は、買い物をしに自転車で自由が丘へ。ちょうどセールでにぎわう中、上半期に生まれたベビーズへのプレゼントを選ぶ。もう少ししたら、ちいちゃい赤ちゃんたちを見に行きたい。
 ついでなので、赤いキャップしか持っていなかったTさんに、800円で水色のふちなしの夏用帽子を買ってあげた。といっても、帽子はすぐはずしてしまうのだけど。ためしに私が頭に乗せて、あごでひもを結んでみたら、それはそれでニューファッションのようだった。

 1時間ほどで4軒まわった後、夏は買い付けと旅行でお休みになってしまうメイフィールドで久々のお茶。Tさんは大人用の椅子にスリングの布でおなかまわりを留めて座らせ、私たちは、フルーツティとスコーンとオレンジケーキ。お茶の中のドライフルーツがおいしくてびっくりした。いちじく、いちご、キウイなど。みんなお茶の濃い赤紫色に染まっていて、そして甘みが増していた。また秋になったら来よう。オーナー夫人に、桃までおすそ分けしていただいて、ハッピーに帰宅。


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お客様

 ミホ氏とマオ氏、マオ氏の愛娘のシノちゃんが遊びにきてくれた。張り切って作ったランチは、めぐちゃん直伝(料理人ケンタロウのレシピ)のタコライス(タコスというより、チリペッパー入り肉味噌のような感じ。オレ流でバターライスを炊き、肉味噌に本田味噌のあてゴマ味噌を使用)、ヤムウンセン、ズッキーニ入りヴィシソワーズ、タンドリーチキン。ミホ氏はオレンジマンゴー入りバナナケーキを焼いてきてくれた。甘すぎず、それでいて素朴なおいしさで、コーヒーによく合った。
 あまりに久しぶりすぎて、時間の隙間を埋めようとしつつ、なんとなく話せなくておひらきになってしまったような。でも、Tさんと1歳半のシノちゃんがトタトタ走り回る中で、ニューホームで会えただけでもよしとしよう。私がデジカメを取って、ファミリールームから出てくると、階段の足元で二人が並んで見上げていた図は、ほんとにかわいかった。ミホ氏には、画をいただいた「子どもの本、その先へ」をやっと手渡すことができた。

 31日までにメールしなければならない件。読まなければならないのに、少し読むだけで眠くなってしまう困った本。それから、それから。書き直しとやり直しと、図書館、郵便局。

 うれしいメールもいただいた。スカンジナビアブックギャラリー(http://machi.goo.ne.jp/0774-28-1128)に委託していた「子どもの本、その先へ」で追加注文をいただく。本屋さんから、私の知らない読者様に届いていくのは、ほんとに素敵。こちらでは、8月9日に八木さんが京都市国際交流会館でブックトークをされるとのことです。

 メモ①ムーミン パペットアニメーション ②レモネードの夏 ③マイビッグファットウエディング ④エヴァとステファンとすてきな家族

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The Land

 最近、1歳になって昼寝が一回になったのに、最近また9:00~11:00,3:00~5:00と二回寝るようになったTさんなので、その間に、10日ほどかけて読んでいたテイラーのThe Landをやっと読み終えた。すごいHistoryなのだが、お、も、しろーい!『とどろく雷よ私の叫びを聞け』を、私はあまり評価していなかったのだが、もしかして見方が変わるかも。

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日本イギリス児童文学会東日本支部の例会

 土曜日は日本イギリス児童文学会東日本支部の例会へ。灰島かりさんの研究発表「今なぜサトクリフか」は、サトクリフ自身の婚約者や父との関係が、『ケルトの白馬』にも(『日出処の天子』にも)通じるところとか、ボーイズ・ラブのこととか、エキゾチックな場所としての「過去」など、盛り沢山だった。ファンタジー好みの人に、読まれている歴史小説(でも歴史小説ではない、かも)という指摘。
 菱田信彦さんの研究発表「ハリー・ポッターと階級社会」は、マグル=working class、魔法族=中産階級、奴隷としてのハウス・エルフなど、イギリス階級社会のアレゴリーとしてハリポタを読んだもので、目からウロコがぽろんと落ちたし、学校物語としておもしろさを私は考えてきたけれど、納得のいくパンチの効いた論に出会えて、とても刺激的だった。ヴォルデモートとダンブルドアの戦いが所詮は、保守派の内輪もめに過ぎず、今は親友であるハーマイオニーとハリーが、いずれは、特権的階級の頂点vs様々な気づきを得てジェンダー、階級その他の解放的視点を持つ女の子、の戦いになっていくのではないかという予想には、ぞくぞくした。
 小谷真理さんの講演「ドラゴンと魔法」は、ハリポタの竜を枕に、竜―乙女―英雄の三角関係や、竜と対話できる存在としての「女性」(から、質疑応答ではゲド戦記の話へも)、西洋と東洋の違い、ファンタジーやSF文学の機能など、こちらも、とてもおもしろかった。洋書表紙のスライドショーも楽しかった。
 お目にかかりたかった方々にもご挨拶でき、懇親会を含め、とってもいい時間。頭がリフレッシュする。

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