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December 2001

京都 2001.12.31-2002.1.4

2001年12月31日~2002年1月4日
 お正月は京都なので、初詣にこられないからと、暮れの12月30日に近所のお寺にお参りに行く。なんだか穏やかで暖かく、もうすぐお正月な雰囲気が漂っていた。厄払いもし、懸案を全部すませ、帰省の準備。紅茶生地にチョコクリームとマロンのロールケーキを作った。これは自信作で評判も良く、試してよかった(毎年日持ちのする焼き菓子にしていたので、生クリーム系は初挑戦)。
 年末のやることリストは、腹八分目だったせいか、やり残したこともなくすっきりと旅立ち。

 京都にて。12月31日~1月4日 だんなさんの実家に帰省。
 基本的に穏やかに?過ごす。2日はラグビーを見て臍をかんでいるうちに夕方になる(慶応はダメダメでした。タレントがいない中でここまでやったことを誉めるべき?)。3日に姉小路のお母さんの実家にご挨拶に行き、おじいちゃんとおばあちゃん、叔父さん叔母さん方にお会いする。私はあまり話さないのだけど、京都のおうちで、皆さんのテンポの良い柔らかいそれでいてユーモアの効いた会話を聞くのが大好きなのだ。
 おせち、すき焼き、カニにお雑煮、芳香炉。素晴らしきかなおうちのごはん。特に今年のお雑煮は、私にもわかるほどにとてもおいしく、素晴らしく出来のいいお味噌だったことに納得。

初詣
 神社には3つお参りに行く。初めての上賀茂神社は、下鴨神社の糺の森と違って広々としていて、凧揚げなんかして遊んでいる子もいた。駐車場はだだっ広く、満車でも次々に入れてもらえた。神馬がいて、子どもに大人気。真っ白な地に斑点が散っていて、なかなかにかっこよかったけど、参拝者が群がるので、嫌がっていた。お参り後におみくじをひく。だんなさんは1番で大吉、私は7番で吉で、運勢も良く上々の一年になってくれそうだ。名物の焼き餅も買ってみる。小さくて香ばしくて、二つ食べてちょうど良かった。
 それから、氏神様の八坂神社。お父さん、お母さんも一緒に行ったのだけど、1月3日にもかかわらず、祇園はすごーい人出だった。お参りの後は破魔矢を買ってもらい、少しだけ百人一首を見学。お稚児さんみたいな昔のお化粧の女の子がなまめかしくもかわいい。

食べたもの
 ほんとはフィリップ・オブロン祇園店に行きたかったのだけど、お正月は4日の夜から営業のため、次の機会のお楽しみ。
【マール・ブランシェ】北山本店 京都府京都市北区北山通植物園前 (075)722-3399
 ゆうぴょんママさんに教えていただいたおいしいケーキやさん。こちらが目当てで、その前についでに?上賀茂神社にお参りしたのだった。
 元旦から営業のせいか、中はすごく混んでいたのだけど、喫茶を申し込んで待ち時間の間にお土産を物色。会社関係その他をここで調達した。京都は洋菓子もおいしいのだ! 自分たち用には「ビジュ・ド・ショコラ」という小さなチョコレートケーキを人数分。これは東京に帰ってきてからおやつで食べたら、とっても上品で、下手に洋酒など入っていなくて好みの味だった。ル・ショコラという丸型のケーキがおいしそうだったのだけど、こちらは予約制とのこと。
 喫茶では、ショーケースのケーキ類を350円増しで「デザート風」にしてくれる。私は、「シェフのオススメ」デザート風。だんなさんは普通にかぼちゃタルト。「シェフのオススメ」はお土産でも買えるメイプルシロップリーフパイをミルフィーユのように使って、間にクリームや果物が挟まっている。デザート風でバニラアイスとベリーソースがつき、とっても濃厚でおいしかった。かぼちゃのタルトは一口もらったのだけど、こちらもかぼちゃのおいしさがよく出ていて、わりと素朴なところがお茶に合っていたみたい。
 ゆうぴょんママさん、情報ありがとうございました。次はパパスジョンだ!
【Ask a Giraffe】 新風館店 
 御池の駐車場に入れて、少し歩いて新風館へ。
 George's というインテリアや雑貨のお店の中にあるカフェ。食事類もけっこう充実してたけど、ここではお茶を。私はフルーツタルトにモカチーノ、だんなさんはベリーチーズケーキにカプチーノ。ショーケースのケーキを生クリームと粉砂糖でお化粧して出してくれる。すごーくお腹一杯になる味で、タルト地が、クッキーのように固いのが好きな私好みだった。キルフェボンとかでなくても、充分これでおいしいぞ。
【壱銭洋食】東山区祇園四条通縄手上ル 075-533-0001
 八坂さんの帰りに祇園にて。オムライスやビーフシチューのお店かと思い込んでいたのだけど、お好み焼きだった。タカシマヤなどにも出ているそうで、お母さんいわく、買って帰るとバスの中に匂いが充満するそうな。
 小腹を満たす感じで、濃いソース味でお腹一杯。店の中で暖かく食べられる屋台ですね。細かいこんにゃくやとろとろのタマゴがおいしかった。修学旅行なんかで来たらたしかに楽しそうだ。一枚600円也。

買ったもの
 バムセ。
 新風館のヴィレッジバンガードの入り口に、『ロッタちゃんと赤い自転車』のときのライセンスのバムセがSMLいた! もう買うしか、という感じで、プレゼントの分もあわせてMサイズ二匹をお持ち帰り。触ったらしまいな柔らかさで、ノックアウト。映画館で買わされるのは商魂たくましいけど、ここで出会えたならね、という感じで。Sサイズのバムセが、ヴィレッジバンガードらしく?ハムのように縛られてディスプレーされていたのはご愛嬌。

 原了郭の黒七味。
 以前、風鈴さんが話題にされていた黒七味。香煎は使わないけど七味は切れていたので、八坂さんの帰りに思わずお買い上げ。

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原稿書き

 土曜日に学会例会に行こうと思っていたのだけど、年末の目白押しの予定と締め切りから逆算するに、どうしても仕事をしておかなくてならなくて、家で原稿書き。だんなさんも会社に行ったので、まあお互いに仕事して、夜は久々のグランデでイタリアン。「ワタリガニのトマトソースパスタ」がおいしかった。カニの殻だけ飾られているのかと思ったら、足と胴はほじったら身がいっぱい出てきたので嬉しかった。
 彼はこれで冬休み突入。16連休なんて許されるのでしょうか。私は嬉しいケド。

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2001.12.20

 月曜日に今年の授業が終わり、レポートを回収。年明けに1回授業があり、テストで終わりだ。1年は早い。レポートは皆さんよく書けている。自分の身なりに気を使い、自尊心を持っているメアリー・ポピンズを、ポワロと比較したものなど、とてもおもしろい、私にはない視点である。

 水曜日にミーティング。いよいよもってアメとムチのムチが示される。追い込み。先生や編集の方も風邪のため、忘年会はなかったのだけど、小腹がすいてしまったので、お友達とエクセシオールカフェに寄って閉店まで。こういう時間はすごく久しぶりで、しゃべってもしゃべっても楽しく、のどが渇いてしまうほどだった。
 だんなさんも忘年会と言っていたので、時間が同じなら一緒にタクろうかと思ったのだけど、彼のほうが早かった。一人で贅沢する。電車だと待ち時間や徒歩もいれて30分かかるところを10分で帰宅。

 『モンスーンあるいは白いトラ』を訳された大川温子さんからメイルを頂いた。他の書評と一緒に、私が『だから読まずにいられない』で書いた原稿をドイツ語に訳して、コルドンさんに届けてくださったとのことで、感激してしまった。このように作家に届けていただけるとは、素晴らしいことだし、コルドンさんも日本での作品の受け入れられ方を興味深く読まれたとのことだった。幸せ。

 図書館ではCDを借りてくる。ハンドベル、いつかまたやりたいなあ。カザルスとホロヴィッツを一枚ずつ。カザルスは、最初が「無伴奏チェロ組曲」だったので伴奏つきの曲になんだか違和感を感じてしまった。ホワイトハウスでの「鳥の歌」をリクエストしてくる。

 もしか、かもしかさんが、8月の講座の写真をデリバリィしてくれた。しゃべっているときではなく、サインをさせて頂いているときのもので、なんだか恥ずかしい。けれど、とてもいい記念である。月岡さん、どうもありがとうございました。

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21世紀児童文学シンポジウム

 15日は、21世紀児童文学シンポジウム最終回。ゲストに山中恒さんと矢玉四郎さんをお迎えし、いつもよりずっと盛況だった。今回は、作家に対するフロアからの質問という時間はあまりなかったけれど、戦時中の教育を受け、日本児童文学の戦後史に伴走しながら、「児童読み物作家」として、子供が本当に喜ぶ作品を生み出そうとしてきた山中さんのお話を聞くだけでも、とてもおもしろかった。『間違いだらけの「少年H」』にもからんで、戦争のお話もたくさん。本当のこと(なぜ戦争が起きるのか、戦争というのは国と国のどういう状態なのか、その中にあって個が逆らうことがいかに不可能であるか、子供は反戦思想の主体にはなりえない、など)を伝えていくのがライフワークということで、今後のお仕事も楽しみである。
 また、子供が真に魂の自由な大人になるために必要な物語があるということ、おもしろい本を読んで笑える体験がその「自由」につながっていくということ、エンターテイメントの定義は様々だけど、本当にいいエンターテイメントは未来性・文学性・教育性を包含した、非保守的なものであること、絵本の可能性など、話がいろいろ広がって啓発を受けた。
 教科書の話にもからんで、文学を使ってものを教えようとしたらつまらなくなってしまうというのはそう思う。鑑賞と読解と漢字を覚えるのとみんな一緒くたになっているものね。
 子どもの文学はどこへ行く?で、評価軸を変えていく(テーマ性やイデオロギーではなく、描かれ方で評価stc)ことが今後の私たちの仕事なのだなあと思った。
 それにしても、水を向けてもらったのに、頭が真っ白になって質問ができなかったことには悔。

 16日の朝日には子どもの本の話がいっぱい。小樽のセミナーでの河合隼雄さんの話も載っていたけれど、『児童文学最終講義』から引かれた「子ども性」の意味は、河合さんのご理解とはちょっと違うのではないかなと、訳に携わった者として思う。

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 さかなさんがお知らせしてくれて、竹村さんからもはがきを頂いた、Craft Space わ のXmas Collectionの絵本即売を見てきた。ついでに、わ のHPで「フィンランドのトートバック」というのを見て、あら素敵と思ったというのもある(結局、赤いミディアムをお持ち帰り)。

 私の目当てはセンダックのカレンダー。カントリー調とかラガディ・アン&アンディとか、毎年いいのを見つけていたのに、今年はどうも食指が動かない。どうしようかな~と考えていたところで、お知らせを見つけて「コレだ!」と思ったのだった。買えてよかったカレンダー。あまり有名どころではないところからも引いてきたイラストがおもしろい。12月は、ホフマンの『くるみ割り人形』のくるみわり人形の超ドアップである。
 張り切って11時過ぎに行ったら、HPに画像を載せるために使った見本の絵本がまだ送り返されてきていない時間。売り物の本の中を2冊だけ開けて見せてもらい、竹村さんのコメント表を貸してもらってつきあわせていると、宅急便で荷物が届いて、いくつかの本の中身を見ることができた。
 20冊くらいの限定だけど、すごくいいラインナップだと思う。トミー・デ・パオラのThe Clown of Godの道化師。倒れ伏す場面が印象的。The Night Before Christmasもいろんなバージョンがあるけど、デ・パオラらしい絵で、縁取りのキルト模様が素敵だった。バーバラ・クーニー絵のThe Story of Holly and Ivyは、あんなに長い話を絵本にできるのかとちょっと驚き。けっこう字がぎゅうぎゅうに詰まっていたけど、クーニーの絵はあの雰囲気にぴったりだと思う。センダックのSwine Lake。ブタのバレエに魅了されてしまうオオカミがユニーク。言葉遊びや新聞レビュー記事もおもしろかった。字体も絵本の一部だよね。

残りは中身を見ることができなかった…残念だけど、また年内に行く機会があったら見てこようかな。ベラ・ウィリアムズの新刊は、詩と絵の組み合わせとのことで、どんな物語なのかすごーく気になってしまった。Voices of Heartもやっぱり見ておけば…。
 絵本は実は買う気ではなかったのだけど、お持ち帰りしてしまったのがSome from the Moon Some From the Sun。マルゴット・ツェマックという人は知らなかったのだけど、表紙の絵のダイナミックがすごーく好みで中を読んだら、その詩もなんというか独特の世界で(マザーグースやリアのようなものもあり)、きわめつけに When a big tree falls and people aren't near, Does it really make a noise if no one can hear? という節。昨日読んだばかりの『森で木が倒れるとき』(『13歳の沈黙』の別訳)の重要フレーズではないか。これぞ共時性と思って迷わず買ってしまった。水彩の絵も好みだし、やっぱり、表紙になっているSome from the Moon, Some from the Sunが好き。

 わ はそれほど大きいスペースではなく、絵本スペース以外は、普段売られている手工芸品、柚木沙弥郎のコレクション、クリスマスグッズなど。ドイツのくるみわり人形とか、ろうそくを四隅に立てるメリーゴーランドとか、木のグッズがあったかい。いや、クリスマス商品は、見るのは大好きなんだけど、季節限定だとついつい財布の紐が固くなってしまう私…毎年少しずつ買い揃えるとかそういうおしゃれなことも始めてみようかな。せっかく今は、家にかっこいいツリーも飾ってるし…。
 柚木沙弥郎の絵本や画集、ポストカードも良かった。予算オーバーでなければ谷川俊太郎文の『それからそれから』というすごく楽しい絵本をお持ち帰りしたかった。

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